【MPメルマガ 第279回 】<サウスウエスト航空 2nd.Season>おかしな人々が働く会社 その3 ~当事者意識を持たせる~(2019年1月23日配信分)

こんにちは、MPCの中の人です。

最近PCのバッテリーがダメになってきたので、思い切ってPCを新調することにしました。

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内山:「PC新しくするんですか?」

中の人:「はい。バッテリーが消耗してきたのでこの機会に買い替えてしまおうかと」

岡崎:「お前の場合外で仕事することが多いから、バッテリーが無くなると致命的だからな」

中の人:「一番重要な仕事道具ですからね。早めに更新するに越したことはないです」

岡崎:「確かに。じゃあ、今週も始めようか。今回はサウスウエストの人事制度の話だったな」

内山:「サウスウエストは従業員に経営者意識を持たせるために、ある制度を採用しているって話でしたよね。その制度って何ですか?」

【利益分配制度】

中の人:「サウスウエストは営業利益の一部を利益分配制度として従業員に分配しています。現状の数字は分かりませんが、97年ぐらいで営業利益の15%が分配されていたそうです」

内山:「営業利益が分配されるってことは、利益が上がれば給料も増えるってことですか?」

中の人:「そうです。まあ、配当金みたいなイメージですかね。だから、利益が増えれば給料増えるけど、利益が出なければ利益分配分の給料は無しです」

岡崎:「サウスウエストはずっと黒字だから、毎年従業員は利益分配受けていることになるな」

内山:「頑張ったら頑張った分だけ給料に反映されるってことですね」

岡崎:「今でこそ業績連動賞与だとかストックオプションは珍しくないけど、サウスウエストは70年代からこの制度を導入していて、アメリカの航空業界では初の事例だったらしい」

内山:「ということは、給与を利益連動させたら従業員の意識を高めることが出来るってことですか?」

【利益分配制度の本質】

中の人:「うーん。それは単純に『そうです』とは言いづらいですね…。高めることが出来るかもしれないし、出来ないかもしれない…やり方次第です」

内山:「あれ?歯切れが悪い答えですね」

岡崎:「あのな、大切なのは利益分配することによって『当事者意識が高められるか?』ってことなんだ」

内山:「当事者意識?」

岡崎:「そう。サウスウエストは利益分配を導入することによって、会社の利益と従業員の利益を繋いで従業員の仕事に対する当事者意識を生むことに成功したから、従業員が高い意識を持って仕事をしてるんだ」

中の人:「言い換えると、サウスウエストでは従業員一人一人が『会社の問題を自分の問題として捉えられる』仕組みがあるから高い意識で仕事をしているってことですね」

内山:「会社の問題を自分の問題かぁ…」

岡崎:「そう。会社の問題だったらあまりやる気のしないことでも、自分の問題だと思ったらやる気出るでしょ?そういうこと」

中の人:「少し話が脱線しますけど、従業員さんの意識に悩んでる会社さんって従業員さんが会社の問題をどこか他人事だと思って捉えてる傾向があるように感じるんですよね。だから、仕事に対して受け身になってしまってやる気も無くなるし、自分から動こうとしない。正直、従業員さんの意識が低いのはその人の資質とか能力よりも、当事者意識を持たせられてないってことに問題があると思います」

内山:「なるほど…。ということは、利益分配制度を導入しても従業員さんが会社の問題を自分の問題として捉えてくれなければ効果は薄いわけですね」

岡崎:「逆に考えると、会社の問題を自分の問題として捉えられるようになるのであれば、別に利益分配以外の方法を取っても良い訳だ。例えば、表彰制度とか」

中の人:「もっと単純な方法で言えば、日常的に褒めるとかお礼を言うってことを習慣付けるって方法もありです。ちなみに、サウスウエストではこういう相手を称賛する文化も尊重されています」

岡崎:「今回は利益配分制度に注目したけど、本当はそっちの方が重要なのかもな」

内山:「利益分配と日常的な称賛を両輪で回しているから上手くいっているのかもしれませんね」

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