【MPメルマガ第314回】<プラットフォームビジネス編>世の中を変えてしまう新たなビジネス 第2部 ~これからのプラットフォームビジネス~(2019年10月23日配信分)

こんにちは、MPCの中の人です。

朝晩寒くなってきました。この前まで当たり前のように昼間の気温が
30℃を超えていたのですが、一気に気候が変わりましたね。

インフルエンザも出始めているようですし、くれぐれも体調にはお気を付け下さい。

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中の人:「さて、今回でプラットフォームビジネス編も最後です」

岡崎:「最終回は何をやるんだ?」

中の人:「そうですね。最終回なのでプラットフォームビジネスの未来についての話でもしましょうかね」

【これから出てくるプラットフォーム】

内山:「これからのプラットフォームビジネスってどうなるんですかね?」

中の人:「多分大小色々なプラットフォーマーが出てくると思いますよ。ユーザーに受け入れられれば一気に成長しますし、参入障壁も低いからアイデア次第で勝負に出る人は多いんじゃないですか?」

岡崎:「そうかもな。ちなみに、今後はどんな分野のプラットフォームが出来てくるんだろ?」

中の人:「うーん。どうですかね…。ヘルスケアなんかは有望だって言われていますね」

内山:「前にアップルの話をしたときにそんな話出ましたね」

岡崎:「アップルウォッチを使って云々って話だな」

中の人:「健康意識が高い人は増えてるから、ヘルスケア分野は有望だと私も思うんですよね。医療関係者とかフィットネスジム、ヘルスグッズを扱う人たちを巻き込んだネットワーク作って、そこにユーザーのデータを提供して最適な提案が受けられるサービスが出来たらヒットする気がするんですよね」

岡崎:「データ入力したら『高血圧の方におすすめのクリニックはこちら』みたいな提案をしてくれるとか?」

中の人:「そうです。予防医療って観点で『高血圧のあなたに最適な運動メニューはこれです』みたいにフィットネスジムからアドバイス貰ってもいいですよね」

内山:「『最適な食事』って提案が飲食関係からあってもいいですよね」

中の人:「で、ネットワークの参加者はプラットフォームからお客さんの紹介受けて、プラットフォームそのものは紹介料貰うなり、ユーザーからサブスクで収入を得るなりするサービスが出てきても面白いかなと思います」

岡崎:「ヘルスケア以外にも金融分野も有望だって聞くけど…」

中の人:「仮想通貨とか、キャッシュレスとかですね」

内山:「フィンテックってやつですね」

中の人:「金融分野は信用をどう保証していくかってことが極めて重要な課題なので、難しい分野ではありますけど、確かに可能性はありますね」

内山:「他には何かありますか?」

中の人:「そうですね。他にも交通系とかIoT関連とかありますけど、個人的にプラットフォームサービスを作って欲しい分野があるんですよ」

岡崎:「どの分野だ?」

中の人:「災害関連です」

内山:「災害関連ですか?どんなサービスですか?」

中の人:「少し長くなると思いますけど、良いですか?」

岡崎:「うん」

【災害対応プラットフォーム】

中の人:「では、巨大台風が来たと想定して、このサービスを説明します。まず、台風の進路や降水量・風速等予測が出ますよね?この情報をユーザーの位置情報をもとにしてピンポイントで届けます」

岡崎:「『あなたがいる地域はこういう状態になります』という情報を出すわけだな」

中の人:「そうです。まずはこの情報で『災害に会うかも、準備しておかなきゃ』という認識を持ってもらいます。そして、台風が近づいてきたらより具体的な被害予測を出します。自治体のハザードマップのデータや過去の被害データなどを使って『この地域はこういう被害が出る可能性がある』という情報を提供します」

内山:「具体的な被害を伝えることで危機意識を持ってもらうわけですね」

中の人:「今は交通機関が計画運休の情報を早期に出すので、その情報も折り込みたいです。豪雨でダムが緊急放流する可能性があるなら、その情報も折り込んだ情報を提供します」

岡崎:「『何日の何時から動けなくなるぞ!』『何時頃から水位が上がるぞ!』という情報を出すんだな」

中の人:「事前に知っておくべき情報は漏れなく提供します。ここまでが、実際に台風が来るまでの事前予測段階でやることです。次は、実際に台風が来てからの話です。この段階では、避難に関する情報を提供します」

内山:「避難所の場所を教えるってことですか?」

中の人:「もちろんそれもやりますが、避難状況の情報も併せて提供します。具体的には『あなたの近所でこれだけの人が実際に避難している』って情報です。実際の避難状況はスマホの位置情報を使ったり、避難所に避難状況を確認するデバイスを置いて情報収集をします」

岡崎:「なるほど、そうやって実際の避難を促すわけか」

中の人:「そうです。私も経験ありますけど、災害に合って非難するときに一番気にするのって、避難所がどこかってことよりも『皆はどうしているのか?』ってことだと思うんです。実際に災害の後のインタビュー聞くと、被害に合わなかった人は仲間内や地域で呼びかけて早期に避難しているケースが多いと思うので、この呼びかけをプラットフォームを使って行います」

内山:「昔は地域でやっていたことをプラットフォームにもやってもらうわけですね」

中の人:「もちろんプラットフォームにアクセス出来ない人もいると思うので、そういう場合はアクセス出来る人が情報を見ながら昔ながらの呼びかけをしてもらいます。とにかく、『避難さえしていれば…』という状況を出来るだけ減らせるようにすることがこの段階では大切です。そして、台風が過ぎ去って被害が出た場合もプラットフォームを活用します」

岡崎:「被害状況をプラットフォームを使って伝えるってことか?」

中の人:「はい。今でもツイッターなどで被害状況は伝えられているわけですけど、あれをやります。既存のSNSの情報を集約しても良いと思います。あとは、その地域の通信量のデータも集めます」

内山:「通信量?何のためにですか?」

中の人:「通信量から被害状況を予測するためです。例えばある地域で通信量が減少したらその地域は何かしらの被害に合っている可能性があるってことですよね?通信インフラがやられたのか、電力が無いのか、もっとひどいことになっているのか、何にせよ被害状況も伝えられない状態になっているってことです。そういう地域を早期に確認して優先的に対処するために通信量のデータを活用します」

岡崎:「なるほど」

中の人:「救援物資の情報も提供したいところです。自衛隊や消防の救援は来ているのか?救援物資は何が必要なのか?ボランティアは必要なのか?こういう情報も提供します」

内山:「思っていたよりもかなり大規模なものですね…」

中の人:「素人の思い付きなので、これで良いのかは分かりませんけど…。実は今のやり方でも上の情報を提供することは出来ていると思うんです。被害予測は天気予報で得られるし、避難状況は自治体で得られているだろうし、被害状況や救援情報は個人の方や救援者の方がやってくれていますからね。ただ、問題はこれらの情報が細切れの状態になっているので、統合する必要があると思うんです。長々と説明しましたけど、こういう災害情報統合プラットフォームはこれから必要だと思うんですよね」

内山:「僕もそう思います。あとはこれを誰が作って運営するのかってことですね」

中の人:「そうなんですよ。正直ビジネスにはならないし、公益性が高くて責任も重すぎるから一企業には無理だと思うんですよ…」

岡崎:「だったら国がやればいいんじゃないのか?」

内山:「国が?」

岡崎:「そう。これだけのことが出来るのは国しかないだろ。国が呼び掛けて企業や自治体、各種機関を巻き込んでやればいいんだよ。俺はそのために税金が使われるなら文句は無いぞ。何ならプラットフォーマーも巻き込めよ。GAFAの規制がどうこう言ってるけど、奴らのことを脅威に感じて押さえつけようとするんじゃなくて、逆に奴らの力を利用すればいいんだよ。ここ10年でプラットフォームビジネスっていうビジネスモデルが登場して、一気に技術が発展して世の中は変わったわけだ。だったらその流れを将来の社会を良くしていくために使わなかったら勿体ないだろ。折角作り出されたビジネスモデルなんだからそれを『分からない』『怪しい』『脅威だ』って拒否していくんじゃなくて、どう受け入れて活用していくかを考えていかないと」

内山:「そうですね。プラットフォームは世の中を変えてしまう力を持っているけど、それをどう使ってどう変えていくのかは僕ら次第ですからね」

中の人:「最終回めっちゃ長くなりましたね。ただ、プラットフォームビジネスって良く分からない部分もありますけど、良く分からないからこそこれから発展の余地はたくさんあると思うんです。だから、まずは今回のシリーズを通してプラットフォームビジネスに興味を持ってもらって、これからどう活用していくのかを考えてもらえるようになればいいかな。なんて思います。ということで、プラットフォームビジネス編はこれにて終了です」

岡崎:「ところで、次回からは何やるの?」

中の人:「色々と考えましたけど、ここ半年ほどフォートナイトだプラットフォームだとデジタル&先端系のネタが続いたので、数回ほど少しアナログなネタを挟もうかと…」

内山:「アナログなネタ?」

中の人:「一応シリーズタイトルだけ発表しておきます。次回シリーズは『世の中を変えた魔法の箱』です」

岡崎:「また、『世の中を変えた…』かよ。お前好きだなそのフレーズ」

中の人:「具体的に何の話をするのかは次回発表しますけど、絶対皆さんが一度は目にしたことがあるものの話です」

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