【MPメルマガ第302回】<プラットフォームビジネス編>世の中を変えてしまう新たなビジネス その8 ~音楽発見プラットフォーム~(2019年7月24日配信分)

こんにちは、MPCの中の人です。

毎年この時期になると言うことですが、学生さんたちが夏休みに入りました。

まだ雨の日が続いているので、夏休み感は無いですが、うらやましい限りです。

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岡崎:「そろそろ夏本番だな」

内山:「そうですね」

岡崎:「今日は若人2人に聞きたいことがある」

内山:「別に僕らも若くはないですけど…。何でしょう?」

岡崎:「夏ってどんな音楽聴けばいいんだ?俺、Tubeしか知らないんだけど…」

中の人:「だったら、”あー夏休み”をずっとリピートしとけばいいじゃないですか」

岡崎:「それ毎年やってたんだけど、さすがに飽きてきた…」

内山:「やってたんだ…。そうだ!そんな岡崎さんにおすすめのサービスがありますよ」

岡崎:「どんなサービス?」

内山:「スポティファイです」

【#09 音楽発見サービス ~スポティファイ~】

岡崎:「スポティファイ?なんか聞いたことあるな…」

内山:「CMやってますよ」

岡崎:「あー、お兄さんが飛行機乗ってたら横の人が席倒して、顔にジュースがぐちゃってなるやつだ」

中の人:「説明が雑すぎる…」

岡崎:「しょうがないだろ!それ以外に表現しようがない。で、あれって何なの?」

内山:「音楽のストリーミングサービスです」

岡崎:「ストリーミングってことは、音楽が垂れ流しで聞けるってこと?」

内山:「垂れ流しって表現が引っ掛かりますけど、まあそうです」

岡崎:「それいくらかかるの?」

内山:「基本無料です」

岡崎:「ほー、無料で使えるのか…」

中の人:「ただ、無料版だと途中で広告が挟まりますけどね」

内山:「あと、曲を選ぶことは出来ないとか、スキップが出来ないとか制約があります」

岡崎:「ってことは、ラジオみたいな使い方しか出来ないってこと?それも不便だな…」

内山:「という人のために有料版もあります。月額1,000円ぐらい払えば広告も出ないし、好きな曲も聴き放題になります」

岡崎:「なるほど…。収益源を2つに分けてるわけだな。無料版を使うライトなユーザーからは広告費で収入を得て、有料版を使うユーザーからはサブスクリプションで固定収入を得ているわけだな」

中の人:「YouTubeと一緒ですね。プラットフォームビジネスの場合、どれだけユーザーを抱えられるかっていうのがポイントになってくるんですけど、そのユーザー確保の問題と収益化の問題を同時に解決するモデルですね」

内山:「ユーザーを確保するためにまずは無料でサービスを提供して、たくさんユーザーを確保する。でも、それだけだと収益を上げられないから、広告を付けて広告費で稼ぐ。そして、無料版ユーザーの中から『もっと便利に使いたい』って人が現れたら有料版を勧めて収益を安定化させるってことですね」

岡崎:「ユーザーが増えれば広告収入も上がるし、有料版を使う人も増えるからどんどん儲かるな」

内山:「あと、スポティファイは音楽をまとめたプレイリスト機能も好評でスポティファイによると20億以上プレイリストがあるらしいです」
    
岡崎:「20億?なんでそんなにあるの??スポティファイの人めっちゃ働いてるじゃん」

中の人:「スポティファイが作っているものもありますけど、大半はユーザーが作って公開しているんですよ。スポティファイのユーザーは豊富なプレイリストが魅力で使っている人多いみたいですよ」

内山:「プレイリストも一つのコンテンツですからね。『俺的、夏のコンピレーションアルバム』が20億あるのと同じですからね。あ、あとフォロー機能も魅力です」

岡崎:「フォロー機能?ツイッターみたいなもんか??」
        
内山:「そうです。スポティファイユーザーをフォローするとその人が聞いている曲がチェック出来るんですよ。例えば友達をフォローすれば友達のおすすめ曲とかが分かるし、憧れの有名人をフォローすればその人が聴いてる曲がチェック出来る。アーティストだったら新曲の通知なんかも受け取れます」

中の人:「昔学校とかでみんなでCDの貸し借りとかしたじゃないですか?あれと同じことが出来ます。しかも借りパクされることもない」

岡崎:「音楽聴くだけじゃなくて、色んなことが出来るんだな…。ところで、スポティファイってどこの会社なの?」

内山:「スウェーデンです」

岡崎:「スウェーデン?また、意外なところが出てきたな」

中の人:「元々はスウェーデン国内で起こっていた海賊版とかの問題を解決しようとして出来たサービスみたいです。当時スウェーデンでは海賊版が横行してアーティストに印税が入ってこなくなる懸念があったらしいんです。それを防ぐために音楽配信をしてその収益をアーティストに還元しようってことで始まったのがスポティファイです。ある意味で『アーティスト支援プラットフォーム』でもありますよね。それが、今や世界中で使われていて、音楽配信プラットフォームとしては世界1になってます」

岡崎:「へー、何か会社としても面白そうだな」

【音楽配信の影響】

岡崎:「だけど、音楽配信の分野って激戦区なんだろ?スポティファイ以外にもグーグルやアップルのサービスもあるよな?」

内山:「グーグルプレイミュージックとアップルミュージックですね。あと、グーグルはユーチューブミュージックってのもやってますね」

中の人:「アマゾンもアマゾンミュージックがあります。GAFAが殴り合いしてる上に、他にもいろいろありますからね。日本だとAWAとか」

岡崎:「もうCDを買う時代じゃないんだな」

中の人:「配信プラットフォームにアクセスすればいつでも音楽が聴けますからね。昔はCD大量に買ったり借りたりしてたんですけど、もうそんなことしなくなったな~」

内山:「CDどころか楽曲データを所有する時代ですらなくなりましたよね」

岡崎:「ここ10年ぐらいで色んなプラットフォームサービスが出来てきてもう所有することにあまり意味はないなんてこと言われてるけど、CDっていう身近なものが無くなってくると改めてそう思うな。おじさんとしては寂しい思いもあるけど、その一方で今までと違った面白いことも起こりそうだよな」

内山:「面白いこと?例えば??」

岡崎:「無名だったアーティストが突然世界的スターになるとか。今までのCDの時代だと流通の問題で実績の無いアーティストの音楽って一部のファンにしか知られることなかったけど、配信プラットフォーム使ったら今までのような制約は無いわけだからあり得るだろ?」

内山:「ありえますね。有名人が聴いてることがきっかけで世に知られることになるとか」

中の人:「あと、ファンも今までと違った形でアーティストを応援出来ますよね。昔はCDを買ったり、友達に勧めたり、CDショップでこっそり目立つ位置にCD移動させるぐらいしか出来なかったですけど、今だったら曲をプラットフォーム上でシェアしたり、プレイリスト作ったりして誰かに知ってもらえるようにすることも出来ますし、お気に入り登録したり、ただ再生するだけでもアーティストが世に知られるきっかけを作ることは出来ると思います」

岡崎:「プラットフォーム側はお気に入りの情報とか再生数、再生時間のデータは収集してユーザーへのおすすめに反映させてるだろうからな。そういうちょっとしたことも大切だよな」

内山:「そうやってアーティストの活動に自分も参加出来ると思うと楽しくなりますね」

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