【MPメルマガ 第66回】コンサルタントって何する人?~コンサルの仕事についてのお話~(2016年2月23日配信分)
こんにちは、MPCの外山です。
インフルエンザが流行っています。最近暖かかったり、寒かったりで寒暖差が激しいので、皆さんくれぐれも体調にはご注意を。
今回のメルマガですが、よく人から「コンサルってどんな仕事?」って聞かれるので今回はコンサルの仕事について書こうと思います。
あと、最初に言っておきますが、今回はほぼ私の仕事の宣伝です(笑)
【コンサル=航海士(ナビゲーター)】
人から「コンサルってどんな仕事?」と聞かれたとき私は「航海士(ナビゲーター)みたいなものです」と答えるようにしています。
船に乗って地図を見ながら、船長さんとか船員さんに「このまままっすぐ」とか「ここで東へ」とかごちゃごちゃ言う人のことです。(航海士がいまいちイメージし辛い場合は”カーナビ”と思って下さい)
私の仕事の場合は”船=会社””船長=経営者””船員=従業員”です。
船の航海士さんと同じで、「会社を目的地まで安全かつ効率的に案内すること」が私の仕事です。
【実際にどんなことをしているのか?(船に乗っているとき=会社のコンサル)】
じゃあ、実際にどんなことをしているのか?これも航海士の例えで説明します。
①「現在地の確認」
最初はこれです。航海士さんがGPS(昔は星の位置)やレーダーで現在地を確認するのと同じように、私も”診断(現状調査)”という行為で現在地を把握します。
②「目的地の確認」
次はこれですね。要は「どこに行きたいか?」を確認します。これが無いことには話が始まらないので…。
困るのはこれが「分からない」と言われたケースです。そういう場合は「目的地を決める」というところから話が始まります。(とりあえず最終目的地ではなく、当面の目的地を決めるというパターンが多いです。)
以前はあまりこの段階を重視していなかった(あるものだと思い込んでいた)のですが、そのために上手く行かないことがあったので、今はこの段階を重視してます。
③「航路の設定」
現在地と目的地が分かったら次はそこへの「行き方(航路)」を考えます。
経営で言えば、「計画を立てる」ってことですね。方向性決めて、目標決めて、役割決めて、スケジュール決めてみたいなことをします。
一応この「現在地確認~航路の設定」までを私は企画段階と呼んでます。
④「操船のアドバイス/天候(状況)の確認」
航路が決まれば船が動かせます。企画段階に対して実行段階に入ります。(ただ、実際には動いている船に乗り込んでいって船を動かしながら航路を決めてるんですけどね…)
企画段階で「ここまでで私の仕事は終わりです。あとは、船長さん・船員さんよろしくお願いします」と言って船を下りてもいいのですが、大抵はそのまましばらく船の中に居座り続けます。
ここで何をやるかというと、船長さんや船員さんに「今の燃料の量を分かるようにして下さい」とか「舵を東に切って下さい」とか「エンジンの出力をもっと上げましょう」と言った操船のアドバイスをします。
あとは、天候の情報(業界の情報)なども集めて提供しています。
航海の途中で天候が悪化したり船が故障したり、航路を決める段階では分からなかった岩礁等があったりして最初に決めた航路(計画)通りに航海が進まなくなることもあるので、その場合は臨機応変に航路見直しです。(まあ、大抵こうなるので、そのために私は船に居座り続けているわけですが…)
⑤「目的地についた後は…」
目的地に着いたあとは一旦私は船を降ります。”顧問型”でやっていればそのまま船に乗っているのですが、私の場合一応”プロジェクト型”でやってるので契約上は目的地に着いたら船を降ります。
もちろん、次の目的地があれば、また新たに乗船します。
以上が船に乗っているとき=会社のコンサル=メインの仕事のイメージです。
【実際にどんなことをしているのか?(船に乗っていないとき=セミナー等)】
一応メインの仕事の説明はしましたが、私もいつも船に乗っているわけではありません。陸上にいることもあります。
そんなときは何をしているかというと…
①船長さんや船員さんを集めて航海の情報提供をしている
セミナーや講演会、研修講師の仕事がこれに該当します。
②一方的に航海の情報を配信する
このメルマガがこれです。あと、小冊子書いたり、レポート書いたりとか
”書き物”をする仕事です。
③調査・研究をしている
大げさに書いてますが、要は本読んだり、調べものしたり、人に会ったりして 情報を仕入れて、それを私なりの考え方に落とし込む仕事です。 皆さんに提供出来る商品ではないので、表には出していませんが、この仕事が コンサル・セミナー・メルマガの核となる部分です。
以上がコンサルタントという仕事のざっくりしたイメージです。分かりましたかね??
ということで、今回はここまで。
では・・・。