【MPメルマガ 第189回】ダイバーシティーの話 ~様々な人々が働く社会~(2017年6月15日配信分)

こんにちはMPCの外山です。

「テロ等準備罪」が成立しましたね。で、この過程を見て思ったんですが、相変わらず国会(野党)は何をやってるんですかね?

議論をすべき場で審議拒否しておいて、「議論が足りない」って言ってみたり。別の問題を持ち出してワーワー騒いでみたり。あげくの果てにはまた通りもしない「不信任案」ですよ。その時間を議論に使え!と…。

結果的に法案は通ってしまうにしろ、きちんと議論したら「こういう問題がある!」「こうすべきだ!」ってことを改めて提示出来るかもしれないじゃないですか!!それを何をやってるんですか…。

仕事をしろ、仕事を!!それとも彼らの仕事は「妨害」ですか??
それともこういうときにアピールをして選挙で当選したら仕事終了ですか???

そして、同じことを「機密情報保護法」のときも「安保法」のときもやりましたよね?これで何度目ですか!!!

おっと、いかんいかん…。

久しぶりに冒頭がマジモードでしたが、気を取り直していきます!

今回のテーマですが前回の最後にもお話した通り、ダイバーシティの話をします。あと、今回は記事を書くのが木曜に間に合いませんでした…。

「ダイバーシティってお台場にあるあれのこと?」って思った方、スーパー○とし君ボッシュートです!違います!!

とはいえ、ダイバーシティって言っても「何のこっちゃ???」ってなっている方もいると思うので、まずは「ダイバーシティとは何ぞや?」という話からしていきます。

【ダイバーシティとは】

では、「ダイバーシティとは何ぞや?」ってことをグーグル先生に聞いてみましょう。すると、こんな答えが返ってきました。

”ダイバーシティとは、多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと。もとは、社会的マイノリティの就業機会拡大を意図して使われることが多かったが、現在は性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、広く人材を活用することで生産性を高めようとするマネジメントについていう。企業がダイバーシティを重視する背景には、有能な人材の発掘、斬新なアイデアの喚起、社会の多様なニーズへの対応といったねらいがある。”(コトバンクHP より)

要は「性別・年齢・人種・国籍にとらわれずに様々な人材を活用しましょう!」って考え方のことです。

【なぜダイバーシティの話をするのか】

で、なぜダイバーシティの話をするのかというと、近い将来日本の企業は好む好まざるに限らずこの考え方を受け入れないといけないからです。

理由は人材不足です。今、世の中は人材不足ですね。「人がいない、人がいない」と色々な企業が言っています。そして、この問題ですが今後もずっと発生します。なぜなら、日本の人口が減るからです。(大幅に移民の受け入れを行えば別ですが…)

となってくると、人材を確保するために採用の間口を広げないといけません。性別・年齢・国籍の垣根を取り払って人を確保しないといけなくなってきます。恐らく中小企業ほどこの傾向は強くなってくるでしょう。

だから、今のうちからダイバーシティの考え方を受け入れる準備をしておかないといけないんです。

【でも実は既にやってるダイバーシティ】

ダイバーシティって言うと何となく小難しく聞こえるので、縁遠い気がしますがそんなことないですよ。実は結構多くの会社さんが意識していないだけで、片足を突っ込んでいます。どんな会社さんが片足を突っ込んでいるのかというと…。

「外国人の方が働いている(研修生とかも含めて)」
「定年を迎えた方の再雇用。65歳以上の方の再雇用を行っている」
「昔は主に男性が行っていた仕事(生産現場とかトラックドライバーとか)を女性がやっている」

こういう会社さんはすでにダイバーシティの世界に足を踏み入れています。

ただ、ダイバーシティの世界に足を踏み入れるとちょっと問題が起きたりもします。なぜなら、性別・国籍・年齢等によって「正しいこと」の差が存在するからです。(この辺りの話は前回やりました)

これまで日本の会社は20代~50代男性を中心に成り立ってきました。なので、会社の制度も文化もこの層を中心に作られています。ということは、この層を基準にして職場の「正しいこと」が作られることになります。ところが、ダイバーシティで新たに参加してくる人たちは「正しいこと」が違う可能性があります。

例えば、昔からいる人たちは「親睦を深めるために飲み会や旅行は必要。そうやって今までやってきた」って言うかもしれませんが、これからは「そんな時間があったら家族と過ごしたい」「家族やプライベートを犠牲にしてまで会社にいる必要あるのか?」って考えるかもしれません。

以前<コミュニケーション編>でもお話しましたが、「言わなくても分かるだろ?」ってスタンスでやっていると色んな問題が起こってくるかもしれません。

【相手を知って歩み寄る姿勢が大切】

上のような問題を回避するためには、相手とコミュニケーションをしっかり取って、お互いの「正しいこと」のすり合わせをしっかりしていかないといけません。

そのためには、会社の仕組みや制度を見直したりすることも必要になるかもしれません。社員教育もしっかりやらないといけないと思います。

正直めんどくさいですよ。でも、それが「多様化する」ってことです。そして、世の中はそういう方向に動いています。

【隠れた人材を見つけ出せ!】

私は皆さんの会社でもどんどんダイバーシティの考え方を取り入れてもらって隠れた優秀な人材を見つけて欲しいと思っています。結構いますよ!

「日本人よりも真面目によく働いてくれる外国人」とか「現場仕事も難なくこなす女性」とか「現役の人よりも元気なじーさん」なんてごろごろいます。

私が実際にメーカー時代に現場の班長から聞いた外国人の方の話はすごかったですよ。

生産ラインにいつも目標値をクリアしててきぱき働く外国人の方がいたらしいんですが、(派遣で来ていた方らしいですが、仕事ぶりは正社員よりもよかったらしいです)ある日の夜勤のとき、班長がラインを見回っていると、その人が機械の前でごそごそやっていたので、「何やってんだ?」ってよく見てみると、ズボンとパンツを下げてごそごそしてたみたいです。

当然、「お前、何やってんだ!」って言いますよね?そんなの完全に変質者の行動ですからね。どうやら機械の中のクーラントと呼ばれる切削液(金属を加工するときに使う油と水をまぜた液体です)
のタンクの中におしっこをしていたらしいです。

で、「何でそんなことしたんだ!」って班長は聞くわけですが、その理由がすごかったです。外国人の方が言うには…。「ここからトイレまで遠いネ。ボクがトイレ行ったらラインが3分止まるネ。3分の間に製品2個作れるネ。だから、トイレ行ったら出来高2個少なくなるネ。出来高下がったら班長困るでしょ?それに、このクーラントはほとんど水ネ。おしっこもほとんど水だから問題ないネ」って言ったらしいです。

問題は大ありなんですが(笑)そのとき班長は怒るどころか感心してしまったらしいです。(ただ、「機械の中に小便までせんでいい!」と注意はしたらしいですが)

この人何が優秀か分かります?仕事に対する意識もそうなんですが(というか過剰なほどですね…)トイレに行くことによって発生するロスと、おしっこをクーラントの中に入れたことによる影響と自分の役割を合理的に考えて行動したってのがすごくないですか?こういう人なんで、他の仕事が優秀なのは納得です。(ただ、このときやったことは駄目ですよ!クーラントの中におしっこ入れても物理的な影響はないかもしれませんが、問題はそこじゃないですから)

その外国人の方は結局リーマンショックの影響で契約打ち切りになってしまったらしいですが、班長は「もったいない…」って言ってました。

この例の人は極端ですが、何が言いたいかというと「こういう隠れた人材が存在する」ってことです。ダイバーシティの考え方を取り入れていけば皆さんの会社でも隠れた優秀な人が確保出来るかも
しれませんよ。

ということで、今回はここまで。いよいよ来週から新シリーズに入ろうと思います。

では・・・。

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