【MPメルマガ 第84回】<組織編 >組織って何だ? パート11 ~皆が同じ方向に進むようにする~(2016年4月26日配信分)
こんにちは、MPCの外山です。
前回まで「新入社員教育について」の話をしてきました。話が3回ほど本筋から脱線しましたが、今回から元に戻します。
3回も話を脱線させると読んでる方も書いてる方も「何の話だったっけ?」ってなるのでこれまでのおさらいです。
【前回までのおさらい】
”組織”と”集団”は違う
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”集団”に「目的の共有」「役割」「行動の統制」が伴ったものが”組織”
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強い組織ほど「目的の共有」がされている。(詳しくは第72~第77回参照)
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組織の中では「役割」が大切。「きちんとやるべきことを決める・伝える」
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「役割」を決めるときには、「やること(責任)と、それをどこまでやれるのか(権限)」をセットで決める←脱線前はこの話
脱線前で「役割」の話は一旦終了したので、今回からは「行動の統制」の話です。
【「行動の統制」ってどういうこと?】
今回から<組織編>の3つ目のテーマ「行動の統制」です。
「行動の統制」と言うと難しい&まがまがしい感じがしますが、どういうことかというと…
要は、目的地にたどり着くための方法やルートやペースをコントロールしていくってことです。
目的地があって、そこまでの「ルートとペースを示して」、「進み具合を見て」、「問題があれば修正or調整する」っていうことです。
つまり、『皆が同じ方向に進むように”管理”をする』ってことです。なので、以下からは「行動の統制」=「管理をする」と表現します。
【自由闊達≠管理されていない】
少し話がずれますが、世の中にはたまーに「行動の統制」について誤った認識があります。
「自由闊達=行動の統制はしなくてよい(=管理しなくてよい)」という認識です。
自由闊達な雰囲気の会社(例えばグーグルとかテレビ等で紹介されるようなベンチャー企業)は一見管理がされていないように見えるので、このような勘違いが生まれるのですが、これらの会社は「管理をしていないわけではない」ですからね。
ただこれらの会社は「細かなことまで言わない(従業員が自己管理を出来ているので言う必要が無い)」から管理していないように”見える”だけであって、管理そのものを行っていないわけでは
ないのでご注意ください。
【管理を行うために必要なこと】
では、管理を行うためには何をしなければならないのか?やらなければならないことは次の3つです。
①「ルートやペースを示す」=管理の基準をつくる
②「進み具合を見る」=モニタリングが出来るようにする
③「問題があれば修正or調整する」=フォロー出来る場をつくる&フォローする
これら3つのことが出来て初めて「管理が出来ている=行動の統制が取れる」ということになります。
ということで、次回からはこれら3つのことについてもう少し具体的に説明をしていきます。
では・・・。