【MPメルマガ 第259回】<オペレーション編>まずはここから!業務改善 その3 ~小さな改善をコツコツと…~(2018年8月22日配信分)
こんにちは、MPCの中の人です。
皆さん連休はどうでしたか?
連休のリハビリ期間だとは思いますが、今週からまた頑張っていきましょう!
あと、連休前に告知したセミナーですが、まだまだ受付中ですので是非お申込み下さい!
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中の人:「こんにちは~。連休はリフレッシュできましたか?」
内山:「ええ、がっつり休みました!」
岡崎:「俺もそれなりに。って言っても家で高校野球見ながらごろごろしてただけだけど」
内山:「僕も同じような感じでした。でも高校野球って面白いですよね。最後まで結果分からないですし」
岡崎:「高校野球見てて思ったんだけど、高校野球のプレーと業務改善って似てるよな?」
中の人:「あー、確かにそうですね」
内山:「え?どういうことですか???」
【高校野球と業務改善の共通点】
岡崎:「内山君。高校野球のプレーってどんなイメージ?」
内山:「高校野球ですか?そうだなぁ…。バッターが出塁したら盗塁やバントで塁を進めて、3塁まで来たらスクイズなんかもして、1点ずつ得点を取っていくイメージかなぁ」
中の人:「足で稼ぐってやつですね」
岡崎:「『ホームランで一発逆転狙ってやろう!』って感じじゃないよな?逆転するにしても、コツコツ地道なプレーを積み重ねて逆転するのが高校野球」
内山:「それが高校野球の醍醐味ですよね。『これ逆転無理だろ』っていう試合でも1点1点得点を重ねていったら最終回で逆転勝利!みたいな」
岡崎:「業務の改善も同じだよ」
内山:「コツコツ地道な改善を積み重ねることが大切ってことですか?」
岡崎:「そう。改善の成果を出すためには高校野球と同じ考え方で進めることが必要だと俺は思うんだよ」
【1秒を侮るなかれ】
中の人:「私も岡崎さんと同じ考えですね。だから、私は改善の指導をするときは『1秒の改善でも積み重なれば大きな効果になるから小さな改善を大切にして』って話をよくします」
内山:「その話は中の人の本でも出てたような気がします」
中の人:「はい。確か『大きな改善を1個やるよりも小さな改善を10個やろう』ってことを書いたと思います。本を読んでいない人もいると思うので、どういうことか説明すると…
例えば、1時間に20回行う作業があるとします。この作業の時間を1秒短縮すると、
1時間では20秒短縮
1日8時間稼働したとすると160秒/日
1ヶ月20日稼働とすると3,200秒/月=53分/月
1年では53分×12か月=636分/年=10.6H/年
つまり、1年で約1日分の効果になります。
これは1つの改善だけの効果なので、これと同じことをいくつもやれば効果はもっと大きくなります」
岡崎:「この考え方結構重要だよな」
中の人:「そうです。中々出来ない大きな改善をしようとするぐらいなら、すぐに出来る小さな改善をやっていった方が絶対に良いです」
内山:「小さな改善ならお金も手間もかけずにすぐに出来ますしね」
岡崎:「そう。しかも新人さんとかでもやろうと思えばすぐに出来る。これってすごく重要なことだぞ」
中の人:「『自分も改善に貢献出来るんだ』って思えれば現場の作業者の方の改善意識も上がりますしね」
内山:「で、改善意識が上がれば小さな改善をたくさんやってもらえて、結果的に大きな結果を生むと」
岡崎:「その通り」
内山:「こういう話を聞くと実際に自分もやってみたくなりますね。でも、改善ネタを探すのが難しいんですよね…」
中の人:「そう言うと思ったので、次回からは実際にどういう視点で改善ネタを探していけばいいのか?ってことをお話ししていきます」
岡崎:「今回は連休明けなので少々短めですが、次回もお楽しみに~!」