【MPメルマガ第285回】<任天堂>家庭用ゲーム機の失敗と成功 その3 ~任天堂 低迷の日々~(2019年3月13日配信分)

こんにちは、MPCの中の人です。

3月に入ってから昼間は暖かいですね。
とは言っても、まだ朝晩は冷えるので体調には気を付けないと…。

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内山:「こんにちは~。あれ?岡崎さんは?今日はまだ来ていないんですか???」

岡崎:「ここにいるよ」

内山:「うぉ!いたのか…。でも何ですかその恰好は?」

岡崎:「変装だよ。変装。今日会社出るときに従業員に捕まりそうだったからばれないように変装して出てきた。社長が変装するの今流行りだろ?」

中の人:「いや…。流行ってはいないですよ…。あと、”変装”って言ってますけどばればれですからね。岡崎さんもあの人も」

岡崎:「やっぱりそうか…」

内山:「岡崎さんの世情を反映したコントはこれぐらいにして、今週も本題に入りましょうか。前回はNINTENDO64がプレステやセガサターンへの対抗策として発売されたけどコケた。ってところで話が終わりましたけど、何でコケたんですか?」

岡崎:「だからそれは…」

内山:「ソフトがカセットだからじゃないですよね?」

【NINTENDO64が失敗した理由】

中の人:「多分カセットはそんなに関係無いと思います」

内山:「PSとかSS(セガサターン)に比べると性能が良くなかったとか?」

中の人:「いや、性能はそれらよりも上です。どうやら処理能力としてはPSの4倍はあったらしいです」

内山:「処理能力4倍ってことは、それだけグラフィックも綺麗だし動きも良いってことですよね?なのに何で上手くいかなかったんですか?普通に考えたらPSやSSよりも面白いゲームが出来ると思うんですけど…」

岡崎:「その面白いゲームが無かったんだよ」

内山:「え?何で???」

岡崎:「ゲームを作るメーカーがいなかったから。言い換えると、サードパーティーが着いてこなかったから」

中の人:「PSと逆のことが起きたってことです。それまで大人気だったドラクエシリーズやファイナルファンタジーシリーズもなくなってしまいましたし…」

岡崎:「それどころか、本体の任天堂自身もソフト出せていなかったからな。ハードはよくてもソフトが無かったら誰も買わないでしょ?」

中の人:「ちなみに調べたところ64のソフトは発売初年度で10本、2年目でも43本発売されています。一方PSは初年度で132本、2年目415本発売です」

内山:「10倍も差があるじゃないですか…」

岡崎:「そうだよ。このソフト不足が致命的になって64は上手くいかなかったんだ」

内山:「だけど、なんでサードパーティーがついてこなかったんですか?」

【サードパーティ不在の理由】

中の人:「これは前回と同じような話になりますけど、よく言われているのはロイヤリティーが高かったって話ですね。これは推測ですけど、ロイヤリティ以外にも任天堂ブランドを守るためにソフトの縛りもきつかったんじゃないでしょうか?」

岡崎:「その辺りを嫌がったサードパーティーがPSやSSに行ったってことだな」

中の人:「あとは、ハードの性能が上がったことで、ソフト開発が難しくなったっていうのも大きいです。これについてはソニーは出来る限りサードパーティーがソフト開発しやすいように開発機材を安く提供したりして開発環境を整えたんですが、任天堂はそれをしなかった。むしろ、独自の仕様で開発を難しくしていたようです」

内山:「サードパーティを大切にしたかどうかで勝負が分かれたわけですね」

中の人:「まあ、結果的にはそうなりますね。ただ、一つ言っておきますがだからと言って64のゲームが面白くないとかそういうわけではないですからね。マリオカートとか面白いゲームもしっかりあります」

【64次世代機登場!しかし…】

中の人:「そんなこんなでゲーム業界のトップの座はPSに取って代わられ、時は過ぎました。しかし、任天堂はそんな状況を打開すべく次世代機の開発を進めました。そして、2001年に『ゲームキューブ』を発売します」

岡崎:「ついに任天堂から”カセットじゃない”ゲーム機が登場!」

内山:「カセットにこだわりますね~」

中の人:「前回の反省も生かして、サードパーティも参入できるようにしたゲームキューブでしたが、思ったほど普及しませんでした…。64とは逆に国内はそれなりだったんですが、海外はいまいちでした」

内山:「確かに、そんなにヒットしたイメージは無いですね」

中の人:「任天堂は頑張ったと思うんですけどね…。ただ、相手が悪かったです。この前の年2000年にソニーが世界を席巻するハードを出していました」

岡崎:「プレステ2だな」

中の人:「そう。世界で累計1億台以上を売上げたプレイステーション2がまたもや任天堂の前に立ちはだかったのです。性能もさることながら、『ゲーム機なのにDVDも見れる』という機能付きで世界的に大ヒットします。しかも、日本ではあまり普及しませんでしたが、同じ時期にマイクロソフトがXBOXというハードを出して家庭用ゲーム業界に参入してきました」

内山:「うー。惜しい!頑張れ任天堂」

中の人:「何とか巻き返しを図ろうとする任天堂ですが、その行く手にはさらなる問題が待ち受けていました…。これは、任天堂のみならず家庭用ゲーム業界全体を巻き込むものでした」

内山:「何が起こったんですか?」

中の人:「その話はまた来週します」

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