【MPメルマガ第317回】<物流編>世界を変えた魔法の箱 その3 ~コンテナ登場で何が変わったか?~(2019年11月13日配信分)

こんにちは、MPCの中の人です。

最近メルマガの冒頭の小ネタが無くて困ることが多々あります。
普段からネタ探しをしておかなければ…。

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中の人:「前回はコンテナ登場前の物流の話をしたので、今回はコンテナが登場して何がどうなったのかという話をします」

内山:「あれ?今回はいきなり本題に入るんですね」

岡崎:「ネタが無いんだろ…」

中の人:「そうです。だから、今回はいきなり本題です。前回は60年代前半までの物流というのは極めて労働集約的で効率が悪くてコストが掛かるという話をしました」

岡崎:「積載率が悪いから輸送面でも効率が悪いって話も出てたな」

内山:「それがコンテナが登場することで変わっていったわけですよね?どんなことが起こったんですか?」

【荷役時間の削減】

中の人:「コンテナの登場でまず変わったのは荷役、特に港湾の分野です」

岡崎:「それまで船積みをするときは荷物を一つ一つ人間がえっちらおっちら運んでたけど、コンテナを使えば一気にまとめて荷物を積み込めるようになったから、劇的に荷役時間が削減されたんだ」

内山:「100個の荷物を船に積み込むときに、人間がやっていたら100往復しないといけないけど、100個の荷物を1本のコンテナに詰めれば1往復で済むっていう理屈ですね」

中の人:「そういうことです。そして、荷役時間が減れば、荷役に掛かる人件費も減ります。海運は一度に積み込む荷物の量が多いのでその効果は絶大です」

内山:「トラックや鉄道みたいな陸運はどうだったんですか?」

岡崎:「もちろん陸運にも効果はあったよ。鉄道は船と一緒でコンテナを積み降ろしするだけで荷役は終わるし、トラックも積み込みこそ時間は掛かるけど、荷降ろしは港でコンテナを降ろすだけだから一瞬で終わるようになった」

中の人:「こうやって荷役時間が削減したことによって物流費の多くを占めていた荷役コストが大幅に減ることになりました」

【積載率の向上】

岡崎:「コンテナを使うことになったことで、積載率も大幅に上がったんだよな?」

中の人:「はい。コンテナを使うことによって積み荷の制約を受けずに無駄なスペースなく荷物が積めるようになりました。積載率が上がれば、その分重量当たりや容積当りのコストが低くなるので、運賃も低く出来るようになりました」

岡崎:「運送は規模の経済性がもろに働くから積載率が上がった影響は大きいよな」

【稼働率の向上】

内山:「そういえば荷役時間が削減されると稼働率も上がりますよね?これもコンテナのメリットですか?」

中の人:「そうですね。荷役時間が削減されるってことは船や鉄道・トラックの待機時間が少なくなるので、運行回数を増やすことが出来て1運行当りの固定費が薄まるので、運行コストが下がります」

岡崎:「サウスウエスト航空の10分ターンと同じ理屈だな」

【その他の効果】

内山:「他には何か効果ありますか?」

中の人:「そうですねぇ…。コスト面の話で言えば、船を港に泊めておく時間が短くなるので停泊料が少なく済むとか」

岡崎:「積み荷がコンテナに守られて破損しなくなるから保険料も少なくなるな」

中の人:「あと、荷役待ちで一時保管をする必要が無くなるから保管料も減りますね」

内山:「結構細かい経費にも影響あるんですね」

中の人:「色々調べてみたらもっと出てくるかもしれませんが、ぱっと思いつくことはこれぐらいでしょうか?まあ、いずれにせよコンテナの登場で物流費というのは劇的に下がったんです。そして物流費が下がったことでさらに大きな影響が現れるのですが、それは次回話します」

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