【MPメルマガ第316回】<物流編>世界を変えた魔法の箱 その2 ~コンテナ登場前の物流~(2019年11月6日配信分)

こんにちは、MPCの中の人です。

紅葉の季節がやってきました。季節の移り変わりは早いものです。

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内山:「岡崎さん、起きて下さい!岡崎さーん」

岡崎:「ん?何だい??」

中の人:「前回話の途中でお酒飲んで寝たでしょ?」

岡崎:「何言ってんの?飲んでないよ」

中の人:「嘘つけ!じゃあ、そのボトルは何ですか?中身減ってますよね?」

岡崎:「これは天使が持っていったんだよ」

内山:「天使がお酒を持っていくのは熟成しているときですよ。瓶詰めした後は持っていきません」

岡崎:「ごめん…」

【コンテナ登場前の荷役作業】

岡崎:「で、前回はどこまで話した?」

内山:「どこまでも何も、岡崎さんが寝てしまったので、何一つ話は進んでいません」

中の人:「ということで、今回はコンテナ登場前の話からです。コンテナの登場前の物流は極めて労働集約的でした」

内山:「労働集約的?人手が掛かっていたってことですか?」

岡崎:「そうだよ。荷物を船やトラックに載せる作業を荷役って言うんだけど、コンテナ登場前はえっちらおっちら人力でやってたんだよ」

中の人:「トラックはまだ良いですけど、船なんかは大変です。荷物を一個一個人力で船の中に運んでいくわけですからね。何十人もの人で作業しても積み込みが完了するまでに何日も掛かっていました」

内山:「機械化はしてないんですか?」

岡崎:「してたよ。クレーンとかフォークリフト使ったりして。だけど、船の中は狭いから最終的には人間が作業することになる」

内山:「めっちゃ大変そう…」

中の人:「それに危険ですからね。けがをしたり身体を壊す人も多かったみたいです」

岡崎:「とにかく、こんな感じで荷役作業してたから人件費がすごい掛かるんだよ。本で読んだけど、一説には当時の物流費の半分近くが荷役作業費だったらしい」

内山:「荷役に時間が掛かるってことは、それだけ船の船員の人も拘束されるからその分の船員の人件費も掛かりそうですね」

岡崎:「他にも港への停泊料も時間が掛かってる分だけ余計に発生していそうだな」

【積載率も悪い】

中の人:「コンテナ登場前は荷役コストがすごく掛かっていた上に積載率も悪かったんですよ」

岡崎:「バラバラな形や重さの荷物を積むからな」

内山:「そうか。形が違うとデッドスペースが出来てスペースが無駄になるし、重さが違うと段積みが出来ないからそこでもスペースが無駄になるんだ」

中の人:「それを防ぐためには船1隻に対して1種類の荷物のみを積めばいいんですけど、なかなかそう都合よくもいかないわけで…」

内山:「そうなると、積載率が悪いまま運行することになるのか…。輸送費も上がってしまいますね」

岡崎:「そう。だから、コンテナが登場する前の物流費って今とは比べ物にならないぐらい高かったんだ」

内山:「なるほど。ちなみに、いつまでこんな状態だったんですか?」

中の人:「コンテナが登場して普及し始めるのが1960年代からなので60年代の前半まではこんな感じだったと思います」

内山:「ということは60年代からはコンテナが登場してこの状態が改善されていくわけですね」

中の人:「そうです。コンテナが登場してから何がどうなったのかは次回話します」

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