【MPメルマガ 第25回】<ロジカルシンキング編>第1部 原因追究 パート4 グルーピング ~頭の中を整理しよう~(2015年9月9日配信分)

こんにちは、MPCの外山です。

最近日本史の本を読むことにはまっております。特に戦国時代~江戸時代初期の大名の動きなんかは企業の経営と同じ
ようなこともあるので、勉強になることが多いです。そのうち、「歴史から学ぶ経営」みたいなテーマもやろうかな…。とか考えています。

さて、今回は<ロジカルシンキング編>の4つ目のテーマ『グルーピング』についてです。

第1部:原因追究編
・原因追究の基本 ~「なぜ」を常に考える~
・因数分解という考え方 ~問題を細かく分解する~
・グルーピング ~頭の中を整理しよう~ ←今回からここです (サブタイトル変えました)
・因果関係と相関関係 ~「それって本当に原因ですか?」~
・ディスカッションのやり方 ~問題のみを討議する~

第2部:問題解決編
・問題解決の基本 ~「だから何?どうなる?」という問いかけ~
・目的と手段 ~「何のためにそれをやるんですか?」~
・仮説思考 ~シミュレーションをしてみる~

【グルーピングって何ですか?】

では、まず『グルーピング』って具体的に何をするかについて話をします。とりあえず、下の例を見て下さい。ある会社で営業会議が行われました。議題は「売上が減少しているのはなぜか?」です。会議の中で、「売上が減少している原因はこれだと思う」という意見をメンバーから出してもらいました。すると、こんな感じになりました。

<売上が減少している原因は…>
①競合会社よりうちの商品が高い
②広告のインパクトが弱い(心に残らない)
③新商品がここ数ヵ月出ていない
④営業部門の人員が足りず、十分な営業活動が出来ない
⑤広告を打つ回数が減っている
⑥ウチの会社は生産コストが高い
⑦他の会社と同じような商品ばかり出している
⑧営業のセールストークが下手
⑨商品のキャッチコピーが弱い

こんな感じでいくつか意見が出たとしましょう。これを…

<広告面の原因>
②広告のインパクトが弱い(心に残らない)
⑤広告を打つ回数が減っている
⑧商品のキャッチコピーが弱い

<商品面の原因>
③新商品がここ数ヵ月出ていない
⑦他の会社と同じような商品ばかり出している

<価格面の原因>
①競合会社よりうちの商品が高い
⑥ウチの会社は生産コストが高い

<人の面の原因>
④営業部門の人員が足りず、十分な営業活動が出来ない
⑧営業のセールストークが下手

というように、より大きな分類で括って整理していく作業が『グルーピング』です。

【グルーピングの目的】

じゃあ、このグルーピングという作業は何のためにやるのか?その説明をしていきます。

1)頭の中をすっきりさせる

まずこれです。グルーピングをして原因(論点)を整理すると、頭の中がすっきりします。例えば、上の例で言うと、グルーピング前は1度に9個の原因が出てくるので、頭の中がごちゃごちゃになります。でも、グルーピングを行っておくと、とりあえず大きく分けて4つの原因に分かれるので、(原因が4つになったような気がするので)頭の中がすっきりしてきます。

2)考える優先順位を付ける

1)に関係してきますが、グルーピングを行っておくと優先順位が付けやすいです。例えば、「まずは「広告面の問題」を考えてその次に「価格面」考えて、「人の面」は最後でもいいな」というような感じで優先順位を付けて物事が考えられます。

3)ダブリを無くす

グルーピングをして整理を行うと、「これと、これは同じことだね」というダブリに気が付くことがあります。
上の例で行けば、<広告面>の「②広告のインパクトが弱い(心に残らない)」と「商品のキャッチコピーが弱い」がほぼ同じようなことを言っています。

この場合は、「広告のキャッチコピーが弱い」に統一してしまえば、考える項目が1つ減るので、楽になります。あと、少し蛇足ですが、グルーピングが上手く出来るようになると会議運営がスムーズにいきます。

どういうことかというと、グルーピングをせずに会議を行うと、思いつくままに、「俺は商品力が弱いと思うんだよね~」とか「うちは営業の力が弱いんだよ!」とか「とりあえず何かを発言しておこう」みたいな姿勢で意見を言う人がいます。

ブレストの段階だったら、こういう発言はありがたいのですが、「何かを決める・検討する」という場でこれをやられると混乱することが多々あります。

これを防ぐためには、ある程度意見が出た段階でグルーピングを行って、「では、今からは広告の問題について話し合いましょう」といった感じで、議論を誘導してあげると会議はスムーズに進みます。(これ以上は、ファシリテーションの話になってしまいますので、今回は止めときます。)

【グルーピングのやり方】

最後にグルーピングのやり方についての話をします。

STEP1 とりあえず思いついたことを書く

まずこれやって下さい。頭の中だけで考えるとそのうちわけが分からなくなるので、どんな簡単なことでも紙に書き出しましょう。(会議中ならホワイトボードとか)書き方は箇条書きでいいです。

ポストイットとかを使うのもお勧めです。後でグループごとに分ける作業が楽になります。

STEP2 とりあえずグループごとに分けてみる

項目の書き出しが終わったらグループ分けです。最初はあまり難しく考えなくていいですよ。「なんとなく、これとこれは同じグループな気がする」とか「同じ単語が書いてあるから」とかそんな感じで分けてみて下さい。

この時には多少の強引さも必要です。「お前それとそれを同じグループにするのは無理があるだろ」ってことでも強引に括っちゃいましょう。

STEP3 同じことが書いてあれば統一する

多分グループ分けを始めると「これと、これは同じことじゃない?」という項目が出てきます。そういう場合は一本化してしまいましょう。

STEP4 グルーピングの切り口をあれこれ変えてみる

STEP3まで出来れば頭の中は整理されてくるので、ここで止めてもOKですが、「折角なんで、もう少しちゃんとやってみよう」という場合は、このステップに進んで下さい。切り口を変えると違う考えが色々出てきたりします。

このときに、前回紹介した「公式」とか世の中に色々あるフレームワークとかが役に立ってくるので、少しずつ覚えておくと便利です。と、いうことで、今回は『グルーピング』についての話をしてきました。前回までの因数分解よりは簡単で実践しやすいかと思いますので、機会があれば是非やってみて下さい。

では・・・。

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