【MPメルマガ 第103回】<情報編>生米の理論 ~情報を料理して使えるようにする~ (解説)(2016年7月14日配信分)
こんにちはMPCの外山です。
参議院選が終わりました。まあ、予想通りというかなんというか。
前回は「情報をそのまま使おうとするのではなく、一回料理しろ」って話でしたね。
今回はその解説です。
【『生米の理論』】
このメルマガを隅から隅まで読んでいる方はもしかしたら覚えているかもしれませんが、今回のテーマは実はこれまで2回同じ話をしています。
「生のお米がそのままでは食べられないのと一緒で、情報も一度自分で意味を考えないと 使えない。」
これが生米の理論です。
要は、「人様から聞いたり・見たり・読んだりした情報がそのまま自分も使えると思うな」という考え方です。一回自分なりに情報の意味を考えることが重要ということです。
【どうやって”生米”を”ご飯”にしよう】
じゃあ、どうやったら”生米”を”ご飯”にすることが出来るのか?
まず、やらないといけないのは得た情報に対して「なぜ?」とか「どうなる?」という質問を投げかけながら情報の持つ意味を考えるってことです。(この辺りはロジシン編でやりました)
この作業を繰り返すことが情報を料理するってことです。(お米で例えると”炊く”ってことですね)
で、この作業を繰り返しているとお米が段々炊き上がってきます。じゃあ、炊き上がりはどうやって判断するのか?
『情報を自分の言葉で説明出来るようになったか?』
が一つの判断基準です。
人の言葉を借りているうちはまだ十分に炊けていません。お米で言えば”芯が残っている”状態です。とは言え、完全に芯をなくすことは難しいのですが、それでも芯が残っている具合が少ないほうが情報が使える度合いは高まります。
また、芯をなくすどころかどろどろの”おかゆ”の状態にしたほうがいいこともあります。例えば、新入社員さんなんかに情報を伝える場合です。彼らはまだご飯の状態の情報だと消化不良を起こす可能性があるので、少々手間がかかっても”おかゆ”の状態になるまで料理をして伝えたほうがいいと思います。(この辺りの具合は人を見て判断することになるかと思いますが)
いずれにせよ、こうやって情報は自分なりに考えて料理することが必要です。
【『夢見る乙女症候群』】
前回岡崎さんが言っていましたが、情報を料理するということをしない人は「どうしたらいいんだろ?」「あれも違う、これも違う」と言って誰かが自分に都合のいい答えを教えてくれると思って彷徨い続けることになります。
もしくは、誰も何も教えてくれないので、諦めて「情報集めても使えないし…」と言い出します。
これを『夢見る乙女症候群』と言うことにします。
童話の世界であれば、白馬に乗った王子様がやってきて答えを教えてくれますが、現実世界は世知辛いのでそうはなっていません。お城の中に閉じこもっていたらそのままお婆さんになってしまうだけです。
ですので、王子様を待つのではなく、自分から探しに行きましょう。もしかしたら、隣村の冴えない田吾作さんが王子様かもしれません。
ちなみに、この『夢見る乙女症候群』の考え方は情報だけでなく、他のことでも同じことが言えるので、今後のメルマガでもちょくちょく使おうと思っています。
ということで、今回はここまで。
では・・・。