こんにちは、MPCの中の人です。

先週はなんだかんだバタバタでした…。
やっぱり10日も日常から離れると仕事が溜まります。

今年もあと少し、頑張りましょう。

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中の人:「うー…。寒い…」

岡崎:「最近急激に寒くなってきたな。冬って感じだ」

内山:「もう年末ですからね。さて、今回ですが何の話ですか?」

中の人:「そうですねぇ…。どうしようかな…」

岡崎:「広告の話なんかどうだ?面白い話があるだろ?」

中の人:「あ、そうですね」

内山:「え?どんな話ですか???」

【キャッチコピーをめぐる争い】

岡崎:「92年の話なんだけど、サウスウエストが宣伝のキャッチコピーを巡ってある
    会社と争ったことがあってな」

内山:「ほう。『どっちが先に言い出したか?』みたいな話ですか?」

岡崎:「そう。まあ、よくある話だよな。で、普通こういう場合アメリカの会社だったら
    『裁判で決着付けよう』って話になるんだけど…」

内山:「”けど…”ってことはそうはならなかったんですね?」

岡崎:「そう。裁判すると時間も掛かるし、費用も掛かるし大変だからサウスウエストは
    別の方法で解決を図った」

内山:「何をしたんですか?裁判せずに話し合いとか?」

岡崎:「腕相撲で決着をつけた」

内山:「は?何???」

岡崎:「だから、腕相撲だって。アームレスリング。キャッチコピーの使用権を掛けて
    サウスウエストの社長と、争っている会社の代表が出てきて腕相撲した」

内山:「それ、マジですか?」

岡崎:「マジです」

内山:「腕相撲で決着付けるってバカですか?」

岡崎:「まあ、バカだよね。でも、それをやっちゃうのがサウスウエスト航空」

内山:「ちなみに結果は?」

岡崎:「サウスウエストの負け。だけど、勝った相手が『キャッチコピー使って良いよ』
    って言ったから結果的にサウスウエストは争っていたキャッチコピーを
    引き続き使えることになったらしい」

内山:「じゃあ、よかったですね。だけど、この話が広告とどんな関係が?」

【係争を宣伝にする】

中の人:「サウスウエストはこの話自体を宣伝にしてしまったんですよ」

内山:「え?どういうこと?」

中の人:「裁判沙汰になる案件を”腕相撲”で決着付けようとする会社なんて世界中どこを
      探してもいないじゃないですか?だから、この話が話題になって
      『おかしな会社がいるぞ』ってことで宣伝になった」

内山:「なるほど」

中の人:「まあ、当時の社長は『宣伝のつもりはない』って言ってたみたいですけど、
     私は絶対に狙っていたと思います」

岡崎:「だけど、宣伝としては効果的だよな」

中の人:「そうですね。印象に残りますし、何より『風変わりな会社』っていうイメージを
      そのまま伝えられる。TVCMで、『サウスウエスト航空は風変わりなサービスで…』
      って言うより何十倍も効果はあると思います」

【広告の本質】

内山:「だけど、こんなことはサウスウエストにしか出来ないですね」

中の人:「はい。だけど、この事例から広告の本質は学べると思いますよ」

内山:「広告の本質」

中の人:「『広告で何を伝えるべきか』ってことですね。アメリカのマーケティングコンサルタントに
      ジェイ・コンラッド・レビンソンという人がいるのですが、その人がこんなことを言っています。
      ”人が買うのは宣伝広告が派手だからではない。宣伝広告が潜在顧客の心の琴線に
       触れて、商品の利点を認めさせるからなのだ”」

岡崎:「つまり、『商品を買ったらこんな良いことがある』ってことを伝えろってことだな」

中の人:「そうです。じゃあ、サウスウエストの利点とは何か?低コストや利便性もそうなんですが、
      それと同じぐらい『楽しい空の旅が出来る』っていうこともサウスウエストを利用するメリットだと思うんです」

内山:「確かに、前回の機内アナウンスの話を聞くと『楽しく飛行機に乗れそう』って思いますね」

中の人:「だけど、『楽しさ』って伝えるのが難しいんですよね。低コストなら料金を伝えれば、利便性なら
     路線図を伝えれば伝わりますけど、楽しさは伝え辛い。じゃあ、どうすればいいか?
     もう、これは実演するしかないですよね。楽しいこと(ふざけたこと)を実際にやってみせて
     『何か楽しそうなことやってるぞ?』って思わせるしかない」

岡崎:「そして、サウスウエストは腕相撲でそれを実演してしまった」

内山:「何が凄いって、普通は逆境になる争いを自社のメリットを伝える機会に変えてやろう
    って思った発想が凄いですよね」

中の人:「サウスウエストのこのエピソードからはこんなことも学べると思うんです。
      『広告の機会はそこら中にある』と」

岡崎:「確かにそうだな。TVCMとかチラシとかだけが広告じゃないからな。自社のメリットが伝えれれる機会が
    あれば貪欲にそれを利用して宣伝してやろうと思う姿勢が大切だな」

内山:「『自社の宣伝を上手くやる方法ないかな…』って考えている方もちょっと発想を変えたら
    効果的な宣伝の場が見つかるかもしれないですね」

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