こんにちは、MPCの中の人です。

紅葉の季節です。皆さんは今年は紅葉狩りに行きましたか?
え?私ですか???私は、「紅葉狩りって何?紅葉食べられるの???」
って感じです。

ということで、今週も張り切っていきましょう!

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岡崎:「紅葉は食べられないぞ」

中の人:「突然何を言い出すんですか?」

岡崎:「お前が『紅葉食べられるの?』って聞いてたからそれに答えただけだけど…」

中の人:「そんなことは知ってます…」

内山:「『紅葉狩りに行ってる暇ない』って言いたいんですよね?」

岡崎:「本当に?実はただ混んでるから行きたくないってだけだろ?」

中の人:「まあ、そうかもしれないですね」

【奥義「10分間ターン」】

中の人:「今日はサウスウエストが編み出した『10分間ターン』という奥義について
      話をしようと思います」

内山:「『10分間ターン』って何ですか?」

岡崎:「前回、『サウスウエストは直行便で機体の稼働率を高めてる』って話をしただろ?
    それを支える仕組みのこと」

内山:「ほう…。10分間ターンってことは10分で何かをターンさせるんですよね?
    何をターンさせるんですか?」

中の人:「機体です」

内山:「機体?10分で機体を180度回転させるってことですか?」

岡崎:「そうそう。サウスウエストのスタッフは10分で機体の頭とお尻を反対にすることが…。
    って、違うわ!」

中の人:「ベタなノリ突込みありがとうございます。10分間ターンとは、『10分で到着させた機体を
      再び出発出来るようにすること』です」

内山:「10分で折り返すってことですね。でも、それってそんなにすごいことなんですか?」

岡崎:「すごいことだよ。よし、飛行機マニア。説明してやれ」

【飛行機が着陸してから離陸するまでって何してるの?】

中の人:「では、飛行機が到着してから出発するまでの作業を要素分解してみましょう」

内山:「要素分解。<オペレーション編>で行っていた、仕事の中身を分解するってやつですね」

中の人:「そうです。飛行機が到着してから再び出発するまでの手順をざっくり分解するとこんな感じです。
      1.飛行機をゲートに止める
      2.乗客を降ろす
      3.貨物を降ろす
      4.機内の掃除をする
      5.座席の備品を補充する
      6.機内食などを積み込む
      7.給油する
      8.機体の点検をする
      9.貨物を積み込む
      10.乗客を乗せる
      実際の順番は違うかもしれませんが、大体こんなことをやってます」

内山:「へー、こんなに色々な作業をしてるんですね」

中の人:「そうです。だから、普通飛行機をターンさせるためには1時間ぐらい掛かります」

内山:「1時間掛かることをサウスウエストは10分で出来るんですか?」

中の人:「はい。だから、サウスウエストの機体は到着したらすぐに折り返すことが出来て、
      稼働率が高いんです」

内山:「どうしてそんなことが出来たんですか?」

【10分間でターン出来る理由】

岡崎:「その理由を知るためには、『どうして普通は1時間掛かるのか?』ってことを考えると
    分かりやすい。内山君。どうしてだと思う?」

内山:「えっ?何だろう…。他社はそれぞれの工程でムダな作業が多いとか?」

岡崎:「まあ、それもあるだろうけど、もっと単純な理由があるよ」

内山:「単純な理由?何ですか?」

岡崎:「他社は掃除は掃除担当の人。貨物の積み下ろしは貨物の積み降ろし担当の人がやる
     ってやり方をしていたんだ」

内山:「分業制ですね。別に悪いことじゃないと思いますけど…」

岡崎:「うん。悪いことじゃない。十分な人員数が確保出来ればね。だけど、人の頭数が足りないと
    仕事は遅くなる。だったら、人を補充すれば良いって話になるけど、そうすると今度は人件費が
    掛かってしまう。サウスウエストとしては限られた人員数で早く仕事をしたい。
    だったら、どうするか?」

内山:「うーん…。そうだな…。どうしようか…」

中の人:「そこでサウスウエストはこう考えました…。
      『だったら、皆でやればいいじゃん!手の空いている奴は忙しい奴を手伝え!』と…」

内山:「おー、めっちゃ単純な発想」

岡崎:「そう。発想はすごーく単純なんだ。だけど、実際やるとなると難しい。特にアメリカは分業意識が
    高いからね。『それは私の仕事じゃありません』って言われて上手く行かなかったも多かったと
    思う。だけど、サウスウエストはそれをやってのけた」

中の人:「パイロットやCAも機体の掃除したりするみたいです。確かに地上に降りたら彼らは手が空きますからね。
      今でこそLCCではCAさんが清掃したりしてますけど、当時のアメリカでは考えられないことです」

内山:「本当にやってのけるところが凄いな」

中の人:「ちなみに、最初10分間ターンをやれって話になったときは皆『無理だ』って思っていたらしいです。
      だけど、皆必死になって何とかする方法を考えて実現に至ったみたいです」

内山:「無理だと思われていた10分間ターンを実現することで、サウスウエストは効率的に機体を運用して、
    それが結果的に低コストでの運行に繋がっているわけですね」

中の人:「そういうことです」

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