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こんにちはMPCの中の人です。

昼間も涼しくなって来ましたね。
残暑が無くなったら無くなったでどこか寂しい今日この頃です。

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内山:「うーん…。どうしようかなぁ…」

岡崎:「何か内山君悩んでるな?」

中の人:「そうですね。何かあったんですかね?」

岡崎:「おーい。内山君どうした?」

内山:「あ、どうも。こんにちは」

中の人:「何か悩んでいましたけど、何かあったんですか?」

内山:「実はウチの会社も本格的な改善プロジェクトを始めようと思って、
    プロジェクトチーム立ち上げて従業員さんから改善案募ったんですけど…」

岡崎:「けど?」

内山:「その案の中で、『設備を自動化する』って案が出て来まして。それが結構大きな効果も
    出そうだし、良い案なんですよ。現場の従業員さんも『是非やりたい!』って強く推してまして…
    ただ、それなりにお金も掛かるんでどうしようかなと…」

中の人:「岡崎さん。やっぱりこういう流れになりましたね」

岡崎:「そうだな」

内山:「え?何ですか2人とも??『俺たちは予想していたぞ!』みたいな口ぶりですけど」

中の人:「まあ、『改善を始めるぞ!』ってなるとかなりの確率でこういう流れになるので。
      それは良いとして、内山さんはどうするつもりなんですか?」

内山:「うーん。そうですね…。良い案だし思い切って設備を買ってしまおうかと…。
    お2人はどう思います?」

岡崎:「俺は反対だよ」

内山:「え?中の人は???」

中の人:「私も岡崎さんと同意見です。従業員さんの案は分かりますがまだ設備に手を付けるのは
      時期尚早です」

内山:「何でですか?」

【設備の改善は作業の改善が終わってから】

岡崎:「今まで話してなかったけど、改善には順序があるんだよ」

内山:「順序?」

岡崎:「そう。改善をするときは、まずは『人の仕事の改善(作業の改善)』をやって、
    作業の改善をやりつくしてから『機械の仕事の改善(設備の改善)』に
    手を付けるっていうのがセオリー」

内山:「そうなんですか?だけど、最初から設備に手を付けた方が効果も大きいだろうし
    結果的に作業をする人も楽になるんじゃないですか?」

中の人:「そう思いますよね?だけど、最初から設備に手を付けちゃうと色々と問題もあるんですよ」

内山:「問題?」

【設備はやり直しが難しい】

岡崎:「まず1つ目の問題点だけど、『設備はやり直しが難しい』って問題があるんだ」

中の人:「人間様がやっている作業なら改善の効果が出なかったり、予想外の問題が発生したときに
      前のやり方に戻したり、やり直したりすることやもっと良い改善案が出たときに
      簡単にバージョンアップ出来ますけど、設備だとそんなこと出来ないですよね?」

内山:「そうですね…」

岡崎:「だから最初は人間の作業を改善して『本当にこのやり方で良いのか?』ってことを
    検証することが大切なんだ」

【設備はお金も時間も掛かる】

中の人:「2つ目の問題は『設備の改善にはお金も時間も掛かる』という問題です」

岡崎:「人間の作業の改善なら工夫次第でお金を掛けずに今からすぐにでも出来ることでも、
    設備でやろうと思ったらお金は掛かるし、設備の仕様を決めて納入されるまで何か月も
    掛かるってことが結構ある。お金を掛けずに出来たことにわざわざお金を払うのはムダだし。
    今からすぐ出来ることに何か月も時間を掛けるのは時間的損失だと思わない?」

内山:「確かに」

中の人:「折角改善するなら費用対効果も最大化したいですからね。だから、改善するときは
      まずは『何とかお金と時間を掛けずに効果だせないか?』ってことを考えるのが大切です」

【安易に設備を導入すると工夫をしなくなる】

岡崎:「安易に設備から手を付けると人財育成っていう面でも問題が出てくる。
    それが3つ目の『工夫をしなくなる』って問題だ」

内山:「どういうことですか?」

中の人:「早い話が『現場の人が考えなくなる』ってことです。もし、『設備を買わずに問題を解決する
      方法を工夫しろ』っていう方針で改善をすれば、現場の人たちは最初はぶつぶつ文句は
      言うかもしれませんが、それなりにやり方を考えてくれるはずです。
      だけど、安易に設備を買ってしまうと『設備があれば問題は解決する』っていう思考になってしまって、
      考えることを止めてしまう訳です」

岡崎:「『設備のことは分からないから専門家に任せよう』って言って現場の人に改善の当事者意識が
     無くなる可能性もあるしな」

内山:「改善が上手く行かなかったときも『設備決めたのは俺たちじゃないし…』って責任を感じないかも
     しれないですしね」

岡崎:「逆に設備を入れることを我慢して、やれることをやりつくして『もうこれ以上は設備が無いと…』
    っていう状態で設備を導入すれば、設備の検討段階から現場の人が積極的に参加してくれて、
    導入後も少しでも設備を活用しようと努力してくれると思うんだ」

内山:「なるほど~」

中の人:「私は最近、設備を買って従業員さんの仕事を楽にすることが、必ずしも従業員さんのために
      なるとは思わなくなってるんですよね」

内山:「ん?どういうことです?」

中の人:「短期的には『仕事を楽にしてあげる』っていう意味で従業員さんのためになるかもしれない
      ですけど、長期的に考えたら『考える機会を奪っている』っていう意味で従業員さんのために
      ならないと思うんですよ…」

岡崎:「なるほどな。そういえばお前の両親も『ものを簡単に買い与えない』って方針取ってたよな?あれも
    今お前が言ったことと同じじゃないか?」

中の人:「そうかもしれないですね。ウチの親はものを買ってくれなかったですからね。買ってくれても
      大体最低グレードのもの。『ここから先はお前が考えてなんとかしろ!』ってスタンスでしたからね。
      まあ、おかげで色々と工夫をする癖は付いたわけですけど」

内山:「親御さんに感謝ですね」

中の人:「まあ、親父に関しては自分の小遣いが無くなるのが嫌だった可能性も高いですけど…」

【仕事が楽しくない】

中の人:「あと最後の問題点は『仕事が楽しくなくなる』って問題です。まあ、これは私の個人的見解ですけど」

内山:「言いたいことは何となく分かります。苦労して問題解決の方法考えて問題が解決出来たら
    『やったぜ!』って思えますけど、設備が導入されて簡単に問題が解決したらその楽しさは味わえないですからね」

岡崎:「仕事したのが自分達『人間』じゃなくて『機械』になっちゃうからな」

中の人:「そうです。折角仕事をするなら『自分達が成果を出した!』って思いたいじゃないですか?
      そして、それが楽しいじゃないですか???だからその楽しさを味わうためにも安易に設備に手を付けず
      まずは作業の改善から取り組んで欲しいですね」

内山:「よく分かりました。では、今日言われたことをもう一回社内で話して作業の改善でやれることは
    無いかよくディスカッションしてみます」

岡崎:「色々言ったけど、俺たちも別に設備の改善を否定しているわけじゃないからな。むしろ必要だと思ってる。
    ただ、今は設備が簡単に買えるし、便利な機械も増えてるから改善=設備に手を入れること
    って発想になりがちだけど、それだけじゃ本当に使える改善力は養えないから今回の話をしてみた」

中の人:「内山さん。最初は大変かもしれないですけど、頑張って下さい」

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