こんにちは、MPCの中の人です。

最近Kindleを買いました。実はちょっと前まで本は紙派だったのですが、
紙だとかさ張って色々と大変なので、買ってしまいました。

分厚い本も楽々持ち運べて便利です!

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松本:「…はぁ」

内山:「あれ?松本さんどうしたんですか?登場するなりため息ついて???」

松本:「あ、内山さんこんにちは。実は来週奥さんの誕生日なんで、
    プレゼントを買いに行ったんですけど、どこも在庫が無くて入荷まで1週間待ちなんです」

岡崎:「人気の品物なの?」

松本:「まあ、そこそこ人気の品物みたいです」

中の人:「松本さん、そんなときは良い手がありますよ!」

松本:「え!そうなんですか?教えて下さい!!」

中の人:「アマゾンです!」

岡崎:「お前アマゾン大好きだな…。アマゾンの回し者か何かか?」

中の人:「いやー、便利じゃないですか、注文したら翌日には届くんですよ」

松本:「それが、アマゾンも入荷待ち状態でして…」

内山:「あちゃ~、そうなると困りましたね…」

松本:「そうなんですよ。だけど、人気なら在庫一杯置いておけばいいのに…」

岡崎:「消費者目線だとそう思うよな。だけど、お店側はお店側で都合があるんだよ」

【会計上の在庫の表し方】

岡崎:「ということで、今回からは在庫の話をします」

中の人:「お~、流れるような見事な茶番」

岡崎:「茶番って言うな!」

内山:「だけど、在庫が会計に与える影響って大きいのでこの機会に勉強しておいたほうがいいですね」

岡崎:「その通り。じゃあ、まず最初に会計上在庫をどう呼ぶのかってことを知っておこう。
    決算書を見れば在庫の量は分かるんだけど、分かりやすく”在庫!”とは書いてないからね」

松本:「あれ?そうなんですか??じゃあ、どう書いてあるんですか???」

岡崎:「『棚卸○○』って表現されることが多いかな。BSだと”棚卸資産”、PLだと”棚卸高”ってなってると思う」

松本:「”棚卸”って期末になるとやるあの棚卸しのことですか?」

岡崎:「そう。あれって何やってるかというと在庫の数を確定させてる。意味なく数を数えてるわけじゃないんだぞ。
    だから、面倒だからって適当に数を書いたらいかん!」

松本:「僕は毎年真面目にやってますよ」

【在庫が増えると利益が増えるという妙なカラクリ…】

中の人:「在庫のことを何と呼ぶかが分かったところで、良いことを教えましょう」

松本:「良いこと?」

中の人:「楽して利益を上げる方法です。この方法を知っていれば、売上を上げる努力も費用を下げる努力もせずに
      利益を上げることが出来ますよ~」

内山:「え!そんな方法があるの???」

中の人:「ありますよ~。その方法とは、在庫を増やせばいいんです!」

岡崎:「おい、コラ!変なことを教えるんじゃない!!この、インチキコンサルが!」

松本:「インチキな方法なんですか?」

中の人:「はい。私が今言った方法で不必要な在庫を作って利益を増やしたら粉飾です」

内山:「危うく騙されるところだった…」

松本:「だけど、どうして在庫を増やしたら利益も増えるんですか?」

中の人:「それはですね。前回出た売上原価の計算式を見れば分かります。松本さん、売上原価って
      どうやって計算するんでしたっけ?」

松本:「えっと…。”期首棚卸高+当期仕入高-期末棚卸高”です」

中の人:「そうです。例えば、期首在庫が100万円、当期仕入が1,000万円、期末の在庫が200万円だったとしたら、
      売上原価は100万円+1,000万円-200万円=900万円になります。ここまでは良いですね?」

松本:「はい」

中の人:「じゃあ、期末の在庫を400万円に増やしたらどうなります?」

松本:「売上原価は100万円+1,000万円-400万円=700万円になります。あ…。売上原価が少なくなった…」

中の人:「売上原価が少なくなると、利益はどうなります?」

松本:「売上原価という費用が少なくなるんだから、利益は増えます」

中の人:「そうですね。これが、在庫が増えたら利益も増えるカラクリです」

【インチキして利益を増やしても後々苦しくなるだけ…】

内山:「だけど、在庫増やして利益大きく出来るなら、実際にそれをやる会社もいますよね?
    やり方によっては赤字を黒字に見せることだって出来るわけですし…」

岡崎:「まあね…。やってる会社はそれなりにいると思うよ。ただ、これやっちゃうと後々大変なことになるけど…」

松本:「どうなっちゃうんですか?」

岡崎:「例えば、今期末の棚卸高を400万円って計上したとするよね?そうすると、来期の期首の棚卸高はどうなる?」

松本:「普通は同じ400万円ですよね?在庫が何らかの原因で無くなったりしたら話は別ですけど…」

岡崎:「そう。ってことは、今期減らした分の費用が来期増える訳だ。言い換えれば、費用を翌年に振り替えているだけ。
    ということは、来期は費用が増えた分だけ、利益が少なくなる」

内山:「確かにそうですね。というか、そうならないとおかしいですよね…」

松本:「だけど、そうしたら延々と在庫を水増しし続けたらいいんじゃないですか?例えば…
    今期→期首100万円+仕入1,000万円+期末400万円=売原900万円
来期→期首400万円+仕入1,000万円+期末500万円=売原900万円
    来々期→期首500万円+仕入1,000万円+期末600万円=売原900万円
    ってしておいたら、費用の変動はないですよ」

岡崎:「確かにそうだけど、それをやっちゃうと地獄がやってくる…」

中の人:「そう。資金繰りが悪化するという地獄がね…」

松本:「地獄…。何か恐ろしいことが起こるようですね…」

中の人:「そう、それはそれは恐ろしい地獄がやってきます…。ということで、次回は
      在庫と資金繰りの話をします。覚悟しておくように」

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