こんにちは、MPCの中の人です。

オリンピック真っ最中ですね。
私がスノボをやっていた大学生のころに登場したショーン・ホワイトが
まだ王者だってことに驚きです。

そして、スノボにしろスキーにしろ、トリックを競う競技に出ている人たちは
重力の概念無いんですかね?みんな宇宙空間にいるような動きをするんですが…

————————————————————————–
岡崎:「オリンピックやってるね」

内山:「そうですね。そういえば皆さんはウィンタースポーツってやるんですか?」

岡崎:「俺は寒いの嫌いだからやらない」

松本:「僕はスキーにたまに行きますよ」

中の人:「私は大学生のころスノーボードやってました」

内山:「”やってました”ってことは今はやってない?」

中の人:「はい。社会人になった瞬間に行かなくなりました。学生のころはシーズンになると
      結構行ってましたよ。夜23時までバイトして、そこから夜通し運転してスキー場に
      行って、朝から夕方まで滑ってました」

岡崎:「頑張るね…」

中の人:「一回、昼飯も食べずに滑ってたら帰りに突然ものすごい眠気に襲われたことがあったんですよ。
      さすがに疲れかな~って思ったんですけど、チョコレート食べたら急速に回復しまして」

岡崎:「え?何それ??」

中の人:「多分、低血糖になってたんだと思います」

松本:「そんなになるまで頑張らないで下さい…」

中の人:「いや~、糖分って大切ですね」

【「○○利益」って多すぎだろ!】

岡崎:「じゃあ、今週からはP/Lの読み方やっていこうか。まずは基本の利益のことから…」

松本:「P/L見てみたんですけど、一口に”利益”っていってもなんか色々と種類がありますよね?
    何でこんなにいっぱいあるんですか?多すぎてよく分からないんですけど…」

中の人:「それは、会社の活動のどの段階で利益が出てるのか、もしくは損失が出たのかを
      分かり易くするためですね」

松本:「へ?どういうこと???」

中の人:「そこはP/Lの流れにしたがって順番に説明していった方が分かり易いですね。
      岡崎さんお願いします」

【売上総利益】

岡崎:「じゃあ、まずは”売上総利益”から」

松本:「P/Lの一番最初に書いてあるこれですね」

岡崎:「そう。これは”売上”から”売上原価”を引いた残りの利益を表す」

松本:「”売上原価”って何ですか?」

中の人:「仕入とか工場で生産するために掛かった費用。いわゆる”原価”ってやつです。
      『商売するのに最低限必要な費用』って考えておけばいいです」

松本:「なるほど」

内山:「ってことはここが赤字だとかなりやばい状態ですね。商売するのに最低限必要な
    費用が賄えてないってことだから」

中の人:「そうですね。売上総利益っていうのは『商売の基本的な活動を終えた段階での
      利益』を表すので、ここがマイナスしてるってことは、商売そのものが成り立っていない
      ってことですからね」

内山:「でも、そんなことあり得るんですか?」

中の人:「商業・サービス業だとほとんどありえないですけど、製造業ならあり得ますね」

岡崎:「商業・サービス業は会計上”原価”とされるのは仕入と外注費ぐらいだけど、
    製造業は原価の中に労務費とか工場の経費が含まれてるからな」

中の人:「そう。で、その”原価”の中身が今後ややこしい話になってくるんですけど、
      今それを話すと訳が分からなくなるので止めときます」

岡崎:「”限界利益”の話だな…」

松本:「え?何それ??」

中の人:「とりあえず、今は『ややこしそうな利益があるらしい』って思っておけばいいです。
      P/Lには書かれてないので、今回は説明しません」

内山:「そういえば、”粗利益”って言葉もありますよね?これって、売上総利益のことですか?」

中の人:「そうです。まあ、その粗利益なる言葉が色々と誤解を生んだりするんですけど、
      言葉の意味としては、粗利益=売上総利益です。これ覚えておいて下さいね。
      これを忘れると”限界利益”の話のときに話についていけなくなります」

【営業利益】

岡崎:「次は”営業利益”これは”売上総利益”から”販売費・一般管理費”を引いた後の利益のこと」

松本:「販売費・一般管理費って言うのは、原価以外のもろもろの経費ってことでいいですか?」

中の人:「はい。それでOKです」

松本:「ってことは、”営業利益”が会社としての利益?」

岡崎:「えーと、本質的にはそうだよな?」

中の人:「まあ、そうですね。そのあたりのことを理解するためには、”経常利益”の説明を先にした方が
      分かり易いですね」

【経常利益】

岡崎:「じゃあ、経常利益の説明を…。営業利益から”営業外収支”というものを
    差し引きした利益のことを”経常利益”といいます」

松本:「何か聞いたことあるな…。ニュースとかで『○○社の今期の経常利益は…』って言ってるあれですか?」

岡崎:「そう。一般的に”利益”と言った場合は”経常利益”のことを指す」

松本:「なるほど…。ところで、”営業外収支”って何ですか?」

岡崎:「まず、営業外収支の”収”の部分は”配当金”とか”利息”とかそういう本業以外で得た収入のこと。
    で”支”の部分はお金を借りたときに支払う”支払利息”がメインかな。本業以外の収支だから
    ”営業外”収支」

松本:「へー、会社って本業以外でも収支が出るんですね。ということは、『本業の儲け』を表すのが
    ”営業利益”で『本業以外も含めた儲け』を表すのが”経常利益”?」

岡崎:「そう。その通り、だからさっき本質的な利益は営業利益だって言った」

松本:「経常利益は黒字で、営業利益が赤字ってこともあるんですか?」

中の人:「ありますよ。例えば、営業利益が赤字でも、子会社が儲けてくれて配当金が沢山出てくれば
      その分で経常利益は黒字になるってことはよくあります。あと、不動産収入があって、
      それで経常が黒字になってるとかね」

松本:「ってことは、経常利益だけ見ていたら利益をごまかされちゃうこともあるわけですよね?
    経常利益が黒字だから儲かってるって思ってたら、実は本業は大赤字だったみたいな…」

中の人:「経常利益だけしか見てなかったらそういうことになりますね。だから、私は経常利益が黒でも
      必ず営業利益はチェックします。というか、私は基本的に営業利益ベースで話をします」

【税引前利益・純利益】

松本:「経常利益の下に書いてある”税引前利益”って何ですか?内山さんのところの決算書は
    経常利益と税引前利益の金額が一緒なんですけど…」

内山:「うちは特別損失とか特別利益がないですからね」

松本:「特別損失?特別利益なんですかそれ?」

岡崎:「そのときだけ発生する利益とか、費用のこと。例えば、災害にあって発生した損失とか
    設備売却して出た利益とかそういうもの」

中の人:「一過性のものなので、私は特別収支は参考程度に見るだけですね」

岡崎:「で、”経常利益”から”特別収支”を差し引きすると、”税引前利益”が求められる。
    ついでに行っておくと、この”税引前利益”から法人税等々の税金を引いたものが
    ”純利益”でこれが最終的な利益」

松本:「やっと、最終的な利益に辿り着いた…。長い道のりだった…。あ!そういえば
    さっき経常利益のところで、支払利息の話が出ましたよね?お金を借りたときに
    支払う利息の扱いは分かりましたけど、”元本”はどこで扱うんですか?」

中の人:「いいところに気が付きましたね。”元本”は損益計算に含めません」

松本:「え?そうなんですか?ってことは純利益が0だったら借入の元本は返せないってこと?」

中の人:「素直に考えればそういうことですね。元本に引き当てる原資が無い訳だから。
      だから、借入がある会社さんは借入の元本返済分の利益は出さないといけないわけです」

内山:「だけど、実際は利益赤字でも元本返済は出来ちゃいますよね?」

岡崎:「うん。出来るね」

松本:「え?何で??元本分の原資は無い訳ですよね???」

中の人:「そのカラクリはキャッシュフローにあり」

松本:「出た!キャッシュフロー。早くそこまで辿り着きたい…」

岡崎:「早くそこまで行くために、来週からは費用の話をします」

メルマガ登録はこちら