こんにちは、MPCの外山です。

あれ?もうこんな時期??師匠が準備体操してるぞ???
ということで、もう12月です。

以前「地球の自転が遅くなって1日27時間にならね~かな…」って
言いましたが、ついでに公転も遅くなって欲しいと思っている今日この頃です。

では、今週もどうぞ…

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内山:「もう12月ですね」

岡崎:「世の子供たちが浮かれ始める時期だな…」

内山:「クリスマスのことですね?」

中の人:「クリスマス?何それ??おいしいの???」

内山:「”中の人”は子供のころサンタさん来なかったんですか?」

岡崎:「こいつのところには来てないぞ。な???」

中の人:「私が10歳ごろから来なくなりました」

内山:「え?何で???」

中の人:「うちの親父が独自の風習を始めたら来なくなりました…」

内山:「何それ?」

岡崎:「多分、過去のクリスマス頃のバックナンバー見たら”ひとこと”のところに書いてあるぞ」

【”中の人”社会人になる】

内山:「今回はいよいよ社会人になった話ですね。えっと、”中の人”は自動車関係の会社で
    調達の仕事してたんですよね?」

中の人:「そうです」

岡崎:「調達って要はバイヤーだよな?何でそんな部署に配属になったんだ?お前希望したのか?」

中の人:「いや。全然希望なんてしてないですよ。完全に会社の都合です。もともと私は”海外部門”か
      ”経理・財務”で希望は出してて、人事からも早い段階からその2つのどちらかになるよって
      言われてたんです。それが、配属が決まる1週間ぐらい前にいきなり『調達で』って言われた
      んです。全くの予想外ですよ」

岡崎:「まあ、会社の配属なんてそんなもんだ…」

中の人:「人事には『希望の部署じゃないけど、調達は外注さんの経営とかも見るから、君のやりたいことは
      出来るよ』って言い包められたんですけどね。まあ、実際このときに海外部門じゃなくて調達に
      配属されたことがその後の私の人生を大きく決めることになるわけですけど…」

【配属されて半年で辞めたいと思いだす…】

内山:「配属されたあとは、バリバリ仕事を?」

中の人:「いや…。そんなことなかったです…。もうね、なんというか嫌でしたよ。定時になんか絶対帰れないし、
      品質・コスト・納期あらゆる面で問題起こってその処理しないといけないし、新人だから色々な人から
      怒られてばっかりだし…。当時他の部署の人とか同じ部署の先輩から『一番大変な部署にお前配属
      されたぞ』って言われてましたからね。どうやら、私が配属されるまで新人が配属されるような部署じゃ
      なかったみたいです…」

岡崎:「だけど、若いうちに大変な部署に行くのは将来のこと考えたら良いことだと思うぞ…」

中の人:「同じことを仕入先さんにも言われました。今はそれがよく分かるんですけど、当時はそんなこと思って
      なくて半年ぐらいで『辞めたい…』って思い始めました…」

岡崎:「新入社員がぶち当たる壁だな。でもそこで踏ん張れるかどうかが重要」

中の人:「その通りです。でも、当時はとにかく『今の状況から逃げたい』って思う気持ちが先行してましたからね。
      で、思い悩んで1回転職エージェントに相談に行ったことがあったんです。そうしたら、こう言われたんです…。
      『今の職場から盗めること盗んだか?』って」

内山:「要は『辞めるな!』ってことですね」

中の人:「そういうことです。甘えを戒められましたね。これは効きましたね」

岡崎:「いい人に会ったな。それでそのあとはどうなったんだ?」

【激務過ぎて辞めたい気持ちを忘れる】

中の人:「それが、その直後とんでもない事態が起こりまして…」

内山:「何が起こったんですか???」

中の人:「私が担当してた仕入先さんの生産キャパが一杯になって部品を供給出来なくなって、某メーカーのライン
      を止めたんです…」

岡崎:「ライン止めるってお前…」

中の人:「はい。江戸時代だったら切腹ものの大罪です。もうね、社内に対策本部まで出来ちゃって…。
      実際は私の先輩が動いたんですけど、私も先輩のお手伝いしたりしてました。
      で、それだけなら良かったんですけど、もう1つほぼ同時期に問題が発生しまして…」

岡崎:「他にもあるのか?」

中の人:「別の仕入先さんで品質不具合が発生して、それがメーカーさんで組付けたときに発見されて…」

内山:「それも切腹ものですよね?」

中の人:「はい…。こっちもミニ対策本部が出来ました…。何て言うか同時多発テロですよ…。しかも当時
      先輩から『お前1人でやってみろ』って言われて社内巻き込んだプロジェクトも担当してましたからね。
      プロジェクト1つでも大変なのに、切腹もののトラブル2つ起こりましたからもう処理に必死ですよ。
      配属されて1か月後ぐらいに、先輩から『仕事で1回死なないと成長しない』って言われましたけど、
      このとき1回死にましたね。もう、辞めたいなんて思ってる余裕も無かったです」

岡崎:「で、結局どうなったんだ?」

中の人:「2か月もしたら3つとも落ち着きました。落ち着いたとき先輩から言われましたよ『よし!お前1回死んだな!!』って。
     この時は嬉しかったですね。怖かったけど、すごく良い先輩でした。で、そのあとは社内でも少しずつ認められるようになって、
     仕事が楽しくなってきちゃって、毎日日付変更線超えるまで仕事したりしてました」

内山:「辞めるって話は?」

中の人:「どっか行っちゃいましたね…。というか、こう思うようになったんです…。
      『30歳まではこの会社で頑張ろう!30になったらその後のことを決めよう』って」

【問題児、世にはばかる!】

内山:「仕事バリバリ頑張るようになったんならそれなりに活躍してたんじゃ無いですか?」

中の人:「活躍はしてたのかな~。そこはよく分からないですけど、社内で有名人では
      ありました」

内山:「おお~、それは活躍していたということでは?」

岡崎:「ちょっと待て、嫌な予感がする…」

中の人:「さすが、岡崎さん。勘がするどい!どう有名かと言うと、”問題児”として有名でした」

岡崎:「やっぱり…、何したんだ?」

中の人:「何って色々ですよ…。支払の伝票処理ミスったり。仕入先さんとの調整ミスったり。
      そうやってちょこちょこボヤを起こしてました。そしたら、社内で『またあいつか!』
      みたいになって、名前は売れました。当時先輩に言われた言葉は今でも忘れません」

内山:「何を言われたんですか?」

中の人:「『お前は自分で思ってる以上にこの会社で有名人だぞ!』って言われました(笑)」

岡崎:「憎まれっ子世にはばかる…」

中の人:「ただ、同時に先輩はこうも言ってましたね。『まあ、いい意味でも、悪い意味でも
      名前が売れるのは良いことだ!』って。確かに、名前が売れてる分、仕事はやり易かったですよ
      部課長クラスの人たちは私のこと知ってましたから。『あー、お前か。色々聞いてるぞ!よろしくな!!』
      みたいな感じでした」

【人生を決めることになったある事件…】

中の人:「まあ、こんな感じで仕事をしていたわけですが、その後、ある社会的な事件が発生します
      私が調達に配属されて3年目ぐらいの話ですね」

岡崎:「あの事件か…」

内山:「あの事件?あ、そうか…世界的な経済危機ですね」

中の人:「あ、気づきました?そうです。リーマンショックです。このとき私の担当の仕入先さんも
      経営的に危機を迎える会社さんが何社かいて…。そのうちの2社で起こった話を今からします」

内山:「はい」

中の人:「まず1社目の会社さんは県外の仕入先さんでした。ここはリーマンで仕事がそれまでの半分か4割に
      なってしまって、本当に困ってたんですね。で、何とか仕事を確保しようと、それまで営業なんてしたことが
      なかった社長さんが『何か仕事はありませんか?』って遠くから来られたわけです。だけど、こっちも発注する
      仕事は無いんですよね。だから上司とその社長さんに正直に『すぐに発注出来る製品は無いです』って伝えたんです。
      そうしたらその社長さん『それは分かっています。ただ、情報交換だけでもさせてくれませんか?』って言われるので、
      『それだったら大丈夫なので、ぜひ来て下さい』って言ったんです」

岡崎:「なるほど。で、その社長さんはどうしたの?」

中の人:「それからその社長さん毎週のようにわざわざ足を運んでくれたんです。で、近況の話をして帰って行くんです。
     でも、そんなの申し訳ないじゃないですか?向こうは一生懸命営業に来てるんですよ?何か発注したいじゃないですか?
     だから、上司と相談して、生産管理に外注化出来る製品探してもらったり、営業に仕事取ってきてもらえるようにお願いしたり、
     他の仕入先さんに転注し欲しい製品が無いか聞いたりしたんです。でも、発注までには至らなくて…」

内山:「なかなか難しいですね…」

中の人:「で、ある時その社長さんに私は『お力になれなくてすみません…』って言ったんです。そうしたら、その社長さん
      『いえ、ここまで話を聞いていただけるだけでありがたいです』って言ってくれたんです。
      悔しかったですね…。話を聞くことしか出来ないことが…。経営的に何か具体的なアドバイスでも出来れば
      多少は役に立てたかもしれないのに、それも出来ない…」

岡崎:「その会社さんはその後、どうなったんだ?」

中の人:「なんとか立ち直りました」

内山:「じゃあ、良かったですね」

中の人:「そうですね。ただ、その一方で廃業された会社さんもあるんですよ。2つ目はその会社さんの話です。
      そこは試作屋さんだったんですけど、それまでお願いしていた仕事が無くなって、売上が激減したんです。
      そうしたら『会社たたみたい』って話が出てきて…。でも、会社としては何とか継続してもらいたいから
      役員さん直々の指示で私が売上を補てんするだけの仕事を見繕って、図面持って役員さんと一緒に
      『これだけあればしのげるから、会社続けて下さい』ってお願いに行ったんです」

岡崎:「それだけするってことは、かなり良い仕入先さんだったのか?」

中の人:「数人でやってる会社さんだったんですけど、社長も職人さんで腕はかなり良かったです」

内山:「それでお願いした結果は?」

中の人:「社長さんは『ここまでしてくれてありがとうございます』って言ってくれました。ただ、その後
      『でも、ありがたいですが、もう私のモチベーションが保てないので、やはり一度今の仕事は止めて新しいこと始めます…』
      って言われて…。もうそこまで言われたら、こちらもそれ以上は頼めないですよね?」

岡崎:「まあ、仕方ないな…」

中の人:「その後、色々と処理が終わって、最後に生産してもらっていた在庫を全て買い取ることになったんです。この買取の処理は
      私がやっていたんで、工場と調整して最後に買取の発注書を出したんです。それまでだったら、『発注書出しました~』
      『分かりました。じゃあ、月末までに請求書送りますね~』ってやりとりをそこの会社さんの事務のおばちゃんとやってたんですが、
      そのときは、おばちゃんに電話したら『分かりました。今まで長い間ありがとうございました』って言われちゃって…」

内山:「仕方ないけど、さみしいですね…」

中の人:「はい…。基本的にそのおばちゃんとは電話でのやり取りが中心だったんですけど、私が新人のころからやり取りしてたんで、
      もうその時は泣きそうになりましたね…。今でも思い出すとちょっとぐっと来るものが…」

岡崎:「でも、こう言っちゃ良くないかもしれないけど、いい経験だったんじゃないか?」

中の人:「そうですね。増産で好景気の状態と、そこから急降下する状態を20代で見れましたからね。
      で、この後決心するわけです。『次に同じことが起きたら役に立てる人間になろう』と」

内山:「それで、中小企業診断士の勉強を?」

中の人:「そうです。経営の勉強はしてましたけど、もっと本気で体系的な知識身に付けようと思って診断士の勉強始めました」

岡崎:「学校とか行ったのか?」

中の人:「いえ…。ほぼ独学です。通信教育は受けてましたけど。
      この後の話は長くなるのでまた次回します」

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