こんにちはMPCの外山です。

前回、予告としてメルマガ配信頻度のことをお伝えしましたが、
今週からメルマガの配信頻度を毎週水曜の週1回配信にします。
先週「10月半ば」って言いましたが、話の区切りが良いので急遽今週から1回にします。
突然ですみません…。

さて、今週のテーマですが医療の話です(笑)医療の話ですが、最終的には
「こういう人がこれから必要です」ってところまで話を持っていきますのでご安心を。

【総合診療医って知ってますか?】

皆さんお医者さんの中に”総合診療医”っていう人たちがいるのをご存じでしょうか?

お医者さんというのは”心臓外科””消化器内科”みたいな感じで、それぞれの
専門分野ごとに分かれているのはご存じですよね?そして、その中に”総合診療科”と
いうものがあります。

心臓外科医は「心臓を専門に診療するお医者さん」消化器内科医は「消化器を専門に
診療するお医者さん」です。じゃあ、総合診療医というのは何をするお医者さんでしょうか?

この人たちは「身体をトータルで診療するお医者さん」です。心臓外科の先生なら心臓、
消化器の先生なら消化器などの1つの臓器(分野)を専門に深く診てくれるのに対して、
総合診療医は心臓も消化器も脳も精神も幅広く診てくれます。そして、特定の分野の
医師に治療を委ねる必要があると判断したら、その分野の医師に治療を委ねるのが仕事です。

つまり、特定の分野の専門医が「スペシャリスト」だとしたら総合診療医は「ゼネラリスト」です。

【ゼネラリストの必要性】

で、なぜ今回総合診療医の話を出したかと言うと、これからの世の中には総合診療医のような
仕事をするゼネラリストが必要だと考えているからです。

今世の中はあらゆる分野が高度に専門化しています。医療もそうですし、学術、経営の分野も
そうです。「○○のスペシャリスト」という人があらゆる分野で必要とされ活躍しています。

ただ、世の中はスペシャリストだけでは成り立たないんですよね。スペシャリストだけだと
「スペシャリスト相互の連携の問題」とか「自分の専門分野の先入観で判断して、専門家の罠に
陥る問題」とか「専門的過ぎて何言っているか分からない問題」とか色々と問題が発生するので…。
(これらの問題は別にスペシャリストの人が悪いわけではなくて、スペシャリストが背負っている
宿命みたいなものです)

と、なってくるとこれらの問題を解決出来る「ゼネラリスト」という存在が必要です。
ゼネラリストの人がスペシャリスト同士若しくはスペシャリストと素人の間に入って、
橋渡しをすることが必要です。

言い換えれば、スペシャリストが作り出した”部分最適”の状態を”全体最適”に持っていく
人がこれから必要ってことです。
(そもそも、総合診療医が誕生したのは、医療分野で各臓器ごとの治療をして部分最適を実現させることは
出来ていたけど、身体全体(もっと言えば患者さんの人生そのもの)を治療して全体最適を実現する
までにはまだまだ至っていない。という背景があると思います)

【あらゆる分野でゼネラリストは必要とされている】

実際に今あらゆる分野で医療における総合診療医の役割を担うゼネラリストの人は必要とされています。

先日とあるテレビ番組である科学者の方が「20世紀は専門化の時代、21世紀は各分野を統合する時代」
って言っていました。(この言葉が今回のテーマを書くきっかけになるわけですが…)
実際に今大学とかの学術の分野で「総合○○学部」みたいなものが出来ているのはその流れかな…。と
勝手に思っています。

行政も所謂「縦割り行政」解消のために各部門の調整等々を行う組織が出来たりしています。

そして、我らが中小企業ですが、ここにもゼネラリストは必要です。
私は製造業を中心に仕事をしていますが、どこの会社さんにも「○○のスペシャリスト」という
人はいます。「旋盤職人」とか「神の目を持つ検査のおばちゃん」とか「古い機械を動かせるようにするおっさん」とか
「巧みな人心掌握術を持つ営業さん」とかそんな人たちはいっぱいいます。
多分個々人の能力は大企業よりも上の人なんて腐るほどいるんじゃないですかね?

でも!いかんせん。この人たちの力を統合する人が不足しています。
最近このことをひしひしと感じています。

今中小企業の技術継承とか次世代の職人さんの育成っていうのは大きな課題になっています。
これはこれでやらないといけないことです。が、それと同じぐらいスペシャリストをつなぐゼネラリストを
要請することも必要です。

ですので、これからは皆さんもゼネラリストを育成することも視野に入れて人材育成に取り組んで
いって下さい。

ということで、今回はここまでです。

次回からですが、もうすぐ11月。私が開業して3周年を迎えるので、
「MPC3周年特別企画」をやります。

何をやるかはお楽しみに!

では・・・。

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