こんにちはMPCの外山です。

先日テレビで「桶狭間の合戦を検証する」という番組がやっていました。
結構面白かったです。そして、単発編のネタの案が出来ました。

さて、先週から人前で話す技術の話をしています。
今回からはちょっとしたテクニックの話です。

では、どうぞ!

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今週は内山さんと岡崎さんが何やら雑談中です。世間を騒がせているあの話題に
ついて話しているようです。

内山:「岡崎さん。最近例のニュース見ました?」

岡崎:「例のニュースってあの学校の問題?」

内山:「そう。それです。8億円が問題なのに何故か100万円のことばかり話しているあれです」

岡崎:「わざわざ証人喚問までして何を話してるのか分からんな…」

内山:「証人喚問ってすごい緊張感なんですね。前ロッキード事件のときの映像で手が震えて
    宣誓書にサイン出来ない人いましたよ。あれが前回言っていた”あがる”って状態?」

岡崎:「そうだね。ちなみにあの人だけど、当時有名な商社の人で結構やり手の人だったらしい。
    そんな人でもああなっちゃうんだな。ま、普通は一般人があの場に呼ばれたらああなるわな…」

【原稿は必要か?】

内山:「雑談はこれぐらいにして、今回も聞きたいことがあるけどいいですか?」

岡崎:「いいよ。何?」

内山:「岡崎さんってプレゼンするときの原稿ってどうしてます?」

岡崎:「どうしてますって?」

内山:「いや、どんな感じで原稿準備してるのかな~って思って」

岡崎:「どうしてるも何も原稿なんて準備してないよ」

内山:「え?そうなんですか??」

岡崎:「昔は書いてたんだけど色々と理由があって今は書いてないよ」

内山:「その理由って何ですか?」

【原稿を覚えるという不安要素】

岡崎:「えっとね。原稿書くとそれを覚えないといけないでしょ?」

内山:「ええ。まあそうなりますね」

岡崎:「そうするとさあ、プレゼンの前に「ちゃんと原稿覚えてるかな?」ってことが
    気になりだすでしょ?不安になるって言えばいいかな?」

内山:「確かに覚えてるかどうか不安になりますね…」

岡崎:「それが嫌なの。前回言ったようにプレゼン前はただでさえ緊張するわけだよ。
    「話の内容は大丈夫かな?」とか「上手く伝わるかな?」とか「変な人いたら嫌だな~」とか。
    だだでさえ色々と不安要素あるのに、「覚えてるかどうか?」なんて余計な不安要素を
    追加したくない。不安要素が多いほど緊張の度合いは高くなるからね」

内山:「だから、あえて不安要素となることはしないと?」

岡崎:「そういうことだね。原稿書いちゃうとどうしてもそれを覚えようとするから、最初から書かない。
    あとまだ理由はあるよ」

【原稿を使うと不測の事態に対応出来ない】

岡崎:「原稿を覚えて話をすると不測の事態が発生したときに対応出来ないんだよね」

内山:「不測の事態って?」

岡崎:「一番可能性が高いのは、途中で覚えたことをど忘れすること」

内山:「あー、それありそうだ」

岡崎:「でしょ?そうなってくると大抵頭の中が真っ白になってパニックになるよ。
    で、一度その状態になると”緊張”が”あがる”になってあとはグダグダ…」

内山:「それは経験あるかも…」

岡崎:「あと、話している途中で空気読めない人がいきなり「ちょっといいですか?」って
    言ってきたり、何らかのトラブルが発生する可能性もあるよね?」

内山:「そういうことが発生すると頭の中の原稿が飛ぶ可能性も高くなりますね」

【原稿を使うと話し方が不自然になる】

内山:「でも、手元に原稿を置いてそれを見ながら話をしたら覚える必要もないから
    いいんじゃないですか?」

岡崎:「うーん。まあそれはそうだけど、そうしたらそれは”話す”じゃなくて”読む”になっちゃうよね?」

内山:「まあ、そうなりますね…」

岡崎:「で、原稿を読み始めると大抵は感情が抜けて無機質な感じになる。
    無機質な感じを防ごうとすると、今度は無理に抑揚をつけたりして感情を表現しようと
    することになるんだけど、役者でも無い人がそんなことをしても、不自然な感じになるだけ。
    そういう人のプレゼンって印象に残らないでしょ?」

内山:「ある意味「棒読みだったな~」とか「わざとらしい」とかそういうことは印象に残りますけど、
    あまりいいものではないですね」

岡崎:「ちなみにこれ原稿を覚えて話しても同じ状態になるからね。違いは原稿が頭の中にあるか
    手元にあるかの違いだけ」

【手元に箇条書きのメモを置いておく】

内山:「とりあえず岡崎さんが原稿を準備しないってことは分かりましたけど、じゃあどうしてるんですか?」

岡崎:「俺はいつも箇条書きのメモを書いて手元に置いておくよ。「最初にこのことを話して、次にこれで…」
    みたいなメモを書いて準備しておく。で、それを随時見ながら話を進めていく感じかな」

内山:「なるほど、そうやってるんだ。でも、それってプレゼン慣れしてないと難しそうだな…」

岡崎:「って思うけど、意外とやってみるとそれなりに出来るもんだよ。まあ、もし難しいなら
    話すことの一部だけ原稿書いてもいいけどね」

【原稿が必要となる場合】

岡崎:「一応ここまで原稿は書かないほうが良いって話をしてきたわけだけど、例外的に
    原稿を準備したほうがいい場合もある」

内山:「ほう?それはどんなとき?」

岡崎:「一番身近な例で言うと、冠婚葬祭の挨拶とかスピーチの場合はあったほうがいいと思う。
    これは形式が重要な儀式だからね。結婚式なんかは”忌み言葉”なんかもあるし」

内山:「確かにそうですね」

岡崎:「あとは余談だけど、国会での答弁とかアナウンサーなんかも必要だね。
    これらは表現に間違いがあったらいけないからね。ま、一般の人には関係ないけど」

内山:「国会答弁と言えば”忖度”ってどういう意味なんですかね?最近突然言い始めましたけど…」

岡崎:「さあ?まあ”遺憾の意”と同じでああいう場では便利な言葉なんでしょ…」

ということで、今回はプレゼンするときの原稿についての話でした。慣れないうちは大変ですが、
プレゼンするときはあまり原稿に頼りすぎないほうが良いと思います。

あと、物語が少し読み辛いと思ったので、今回から書き方を変えてみました。