こんにちはMPCの外山です。

前回のひとことにも書きましたが、戦略編も2ヶ月ぐらいやっているので、
今回で一旦終了です。(突然ですみません)

新シリーズのネタは現在企画中です。

ということで、今回は前回の”シェアする戦略”の解説です。

【シェアする戦略】

前回は”シェアする戦略”の事例としてSNSを取り上げました。

前回岡崎さんが「錬金術」と表現していましたが、あながち間違いでもなくて、
ネット系の企業なんかは結構この戦略を使って商売をしています。

商売のプロセスとしては…
「商品を無料で提供して利用者を増やす」→「ネットワークの外部性が働く」
→「さらに便利さを求める人が出てくる」→「有料のものを提供する」
という流れでした。

で、この中で”ネットワークの外部性”という概念について内山さんから
解説のリクエストがあったので、一応説明しておきます。

【ネットワークの外部性】

言葉の響きを聞くと難しい感じがしますが、要は
「利用する人が増えれば増えるほど、便利になる現象」のことです。

前回事例で取り上げたSNSなんかは利用者が増えればそれだけ多くの人と
コミュニケーションが取れるようになるので、便利になりますよね。無料ゲームもそうです。
もっと言ってしまえば、”電話”もそうです。電話は固定電話であれば、
各家庭に1台、携帯電話であれば1人1台普及したから便利に使えるわけです。

ちなみに、前回から”ネットワークの外部性”と表現していますが、厳密には
”正のネットワークの外部性”です。

「”正”があるってことは”負”もあるのか?」という話になりますが、あります。

一応雑学程度に説明しておくと、渋滞なんかは負のネットワークの外部性が働いている現象
です。道路を利用する人が増えれば増えるほど、渋滞して不便になりますからね。

【便利なものを知ってしまうと、さらに便利なものを求めるという人間の性】

人というものは業が深い生き物なので、一度便利なものを知ってしまうと後戻りが出来ません。
それどころか、「他にもっとこういうことは出来ないのか?」とか「さらに便利にならないのか?」と
言い出します。シェアする戦略ではこの人間の性を巧みについていきます。

「あれ?もっと便利な機能をお求めですか?でしたら、お金を頂ければ使えるようにします」
と言ってきます。

「これだけたくさんの人が見ているんだから、ここに広告出したら便利だよね~」
→「でしたら、サイト内に有料広告出しませんか?」(FBやグーグルなど)

「このゲームさ~、待ち時間が多いんだよね~。なんとかならないかな~」
→「でしたら、課金していただければ待ち時間無くせますよ」(ソーシャルゲーム)

ま、こんな感じで商売をしています。

【新しいものよく分からないものこそシェアする戦略を】

で、ですね。このシェアする戦略が有効なのが「新しいもの」とか「よく分からないもの」を
売っている場合です。

こういうものにお金を払うのにはみんな抵抗感があります。(これを「購買障壁が高い」と言います)
だってそうですよね?新しいものよく分からないものにお金を払って失敗するのは嫌ですから。

ところがですね。新しいもの、よく分からないと思われているものこそ、実際に使ってもらわないと
いけないわけです。でも、困りましたね…。みんなお金を払いたがりません…。

そうだ!だったら無料でその商品を使ってもらいましょう!!そうしたら、
「あれ?これ便利だね。だったら有料になっても使うよ」って人がそのうち現れるかもしれません。

それに、新しいものよく分からないものは売れないので、商品を改良しようにも、どう改良したら
いいのか分かりません。でも、無料で使ってもらっていたらそのうち
「ここをこうして欲しいんだけどな~」って人が出てくるかもしれません。その声を参考にしたら
商品が改良出来ますね。それに、商品が改良されたら今使ってくれている人も喜ぶかもしれませんね。

このような効果があるので、新しいものとかよく分からないものを売ろうとする場合はシェアする戦略を
取り入れることが有効です。

さて、ここまで書きましたが前回内山さんが話しかけたこのメルマガをやっている理由、何となく
想像出来ましたかね?「は?お前何言ってるの??」って言う方は個人的に聞いて下さい。

そのときの気分次第では教える。かもしれません…。

ということで、<戦略編>は今回で一旦終了です。何か参考になることがあれば、
皆さんの会社の経営に取り入れていただけるとうれしいです。

あと、実在の企業を使ったケーススタディは今後のシリーズ物でも機会があれば
積極的に取り入れていきたいと思います。

次回からはまた単発ネタに入ります。ちょっとお遊び的なネタをやろうと思っています。

では・・・。