こんにちはMPCの外山です。

先日某企業さんの研修施設を視察する機会がありました。
技能五輪に出る人たちの養成もしているみたいですが、やっぱりすごいですね。
技術レベルももちろん凄いと思ったのですが、それ以上に挨拶が凄かったです。

ビシッとしてて「かっこいい」と思うレベルでした。やっぱりそういうところから
違うんだな~と思ってしまいました。

さて、3回に渡って書いている「和を以て貴しとなす」の話ですが、今回が最後です。

前回はこの考え方の裏の顔について書きました。今回は「和を以て貴しとなす」という
考え方とどう付き合っていったらいいのかを考えてみたいと思います。

【”安全第一”って何で書いてあるのか?】

工事現場とか、工場とかに行くと大抵の場所には”安全第一”と書いた表示がしてあります。
あれ不思議に思ったことありませんか?だって、”安全第一”なんて当たり前のことです。
意識の高い職場なんかだと、さらに作業を始める前に、「今日も一日ご安全に!ゼロ災でいこう!ヨシ!!」ってやってます。

一見何でこんなことを?と思ってしまいますが、これはこれで理にかなっていると思います。
どういうことかと言うと…。

『繰り返し当たり前のことを伝えることで、”和”を作っている』

ってことです。上の例で言えば、”安全第一”と常に伝えることで、
「ウチの職場では”安全第一”のルールを守ることが、一番の”和”だぞ!」ということを伝え、その空気を作っているのだと
思います。

【「当たり前のこと」だからこそ伝える】

上の”安全第一”の例で何が言いたかったかというと…

『”和”を重視する社会だからこそ、当たり前のこと(原理・原則)を意識して伝えましょう』

ってことです。これ大切です。これを怠るといつの間にか当たり前のことを守らない”和”が出来ます。
「人に会っても挨拶しなくていいや…」とか「ゴミが落ちていてもいいや…」とか
「めんどくさいから、機械の安全装置かけるのやめよう」とか…。

で、厄介なのは一度そういう”和”が出来てしまうと修正するのが大変だってことです。
だから、常日頃から「当たり前」のことを意識出来るような環境をつくっておきましょう。

【”和”をつくるのには時間が掛かる】

と簡単そうに言っていますが、”和”をつくるのは実はすごく大変です。
”安全第一”って書いたら次の日から安全第一の和が出来るわけではないです。
恐らく定着するのに何か月あるいは何年も掛かります。

以前、従業員の方々がすごくしっかり挨拶をされる会社の社長さんに
「どうしたら、こんなにしっかり挨拶出来るようになるんですか?」と聞いたことがあるんですが…。

「何年もずっと言い続けるしかないよ。他にやり方があればいいんだけどね…。」

って答えが返ってきました。また、私の師匠も「じわじわやるしかない」って言っていました。
なので…。

『諦めず、時間を掛けて”和”をつくりましょう』

【”フォロワー”を育てよう】

あともう一つ、新しい”和”をつくるときやおかしな”和”を修正するときには…。

『自分(リーダー)に同意してくれる”フォロワー”をつくりましょう』

いきなり一対多で”和”をつくったりすることは大変です。場合によっては「出る杭は…」ってことで潰されます。
なのでいきなり一人で”みんな”を変えようとはせず、まずは”誰か”を変えることに集中して下さい。

自分と皆の”和”は変えることが難しくても、自分とあなたの”和”ならもっと簡単に変えることが出来ます。

久しぶりにウチの父親に登場してもらいますが(ウチの父親は某メーカー勤務です)、彼は現場の改善を
行うときにまず、「自分の仲間を見つける」ことから始めていたようです。
若手の人とかやる気がある人を見つけてきて、まずはその人に自分の考えを話して、
そこから徐々に人を増やすという方法を取っていたようです。(ちなみに私の師匠も同じ方式を取っていました)

どんな組織や集団にも「今の状態変えたいよな~」と思いながらも中々皆の手前動けない人がいます。
こういう人に目を付けて自分のフォロワーにしてしまいましょう。

で、そのフォロワーがさらにフォロワーを見つけて…。って状態になればベストです。
(なんかツイッターみたいですが、考え方としてはツイッターのリツイートと同じです)

ということで、聞きかじりに近い知識で書いたので、たどたどしいところもありましたが、
今回は以上です。

では・・・。

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