こんにちはMPCの外山です。

もうすぐGWです。独立前は…
「盆と正月とGWは10連休にするぞ!」
と意気込んでいたのですが、現実はそんなこと出来るはずもなく…。

ここぞとばかりに溜まっている仕事を片付けることになりそうです…。

さて、前回から番外編として「新入社員教育」の話をしております。
前回話をしたのは…
①「なぜ」を考えさせるようにする
②「外の世界」を意識させる

この2つでした。今回も前回に引き続き新入社員教育の話をします。

【新入社員はどうして辞めてしまうのか?】

そこそこの採用コストを掛けて採用する新入社員ですが、これがそこそこの
確率で辞めます。しかも3年以内に…。

特に危険なのが、入社3ヶ月目・入社半年・入社1年・入社3年。
このタイミングです。基本的に”3の倍数が危険”です。

(別に統計的な根拠があるわけではないですよ。ただ私の新入社員の時の
経験とか、サラリーマン時代の同期や先輩後輩とか、色々な会社さんの話を
聞いていると、この辺りが危険だなと感覚的に思っているだけです)

ある程度社会人やってると「どうして辞めるの?」と思うのですが、
そこで「今の若いやつは…」って言っても何も解決しないので、私なりに考えた原因と対策を
書いていきます。(この話も新入社員研修で話しています)

【辞めたくなる理由とその対策】

①入社3ヶ月目
まず、入社3ヶ月目(7月頃)に第一波の「辞めたい波」が来ます。早い奴はここで「辞めたい」とか
「仕事(会社)が合わない」とか言い出します。

ただ、ここで「辞めたい…」と思う理由は、「会社が合わないから」じゃないんですよ。
じゃあ、本当の理由は何かと言うと…
『社会人になった。という環境の変化(生活のリズムの変化)にまだ適応出来ていないから』
です。

要は「毎朝決まった時間に起きて会社に行く」「年上の人達と話をする」
「色々と決められたルールに従う」…

こういうことにまだ慣れていないからストレスがたまるんです。
で、5月6月ぐらいまではまだ緊張感があるし、導入教育とかで色々と本人たちも忙しいので、
このストレスを認識しません。というかそんなことを感じている余裕もありません。
でも、7月ぐらいになるとふとその緊張感が弱まります。そうすると、この環境の変化が
嫌になって「辞めたい」と言い出します。

つまりですね。ここで辞めたいと思う理由は「会社が…」とか「仕事が…」とかじゃないんですよ。
はっきり言って「慣れ」の問題なんで、この時期訪れる一時的な波を何とか乗り越えれば、
なんとかなるんですよ。タバコを禁煙するときに「吸いたい気持ち」を一時的に抑えられたら
あとは、しばらくなんとかなるって言いますよね?あれと一緒です。

なので、私は「辛いのはあと1ヶ月だ。あと1ヶ月経ったら夏休みだからそこまで頑張れ」
って言ってます。

②入社半年
ここでも「辞めたい」と言う奴らが出てきます。これも辞めたい理由は①と同じです。
本人たちは「会社が…」とか「仕事が…」と言いますが、そこではないです。
これも「環境変化に慣れてないから」です。

じゃあ、①との違いは何かと言うと「人間関係」です。人間関係と言っても難しいことではなく。
『怒られることに慣れていない』
ってことです。

どこの会社さんでもそうですが、入社して半年もすると新入社員を「お客さん扱い」しなくなります。
お客さん扱いしなくなるので、厳しい口調で注意したり、今までは大目に見ていたことも
指導するようになってきます。新入社員の立場からすれば「怒られ始める」ってことです。

そうすると、怒られ慣れていない人たちはショックを受けます。こちらからすれば大したことないことでも、
彼らからすればそれなりにショックです。すると、それが嫌になって「辞める」って言うやつが出てきます。

じゃあ、この時はどうするのか?怒るのを止めればいいのか?
いやいや、怒ることは大いにやって下さい。逆にここで怒らないと後々大変です。

ただ、怒ったあとはフォローを入れてあげて下さい。「なぜ怒ったのか?」「どうすればいいのか?」のフォローです。
「あの人は新人には最初”ガツン”とやるんだよ。俺もやられた…」とか
「今回怒られたことはしょうがないから、次気を付ければいいよ」とかそんな感じです。
これは怒った人がやってもいいし、他の人がやってもいいです。とにかく『怒りっぱなしにしないことが大切』です。

これも①と同じで、数ヵ月すれば慣れてきて過剰なショックは受けないようになります。
(実際私がそうでしたからね…。そしたら、妙に神経が図太くなってしまいました(笑))

③入社1年目
入社1年もするとそれなりに簡単な仕事を任されるようになります。つまり「責任を果たすこと」が求められます。
ある意味新入社員にとっては(というかもう”新入社員”ではないですが…)乗り越えるべき最大の壁です。
ここで、「辞めたい」と思うことが一番多いんじゃないかと思います。
実際私もこの段階で一度心が折れて、転職活動を考えましたからね…。

ここで大切なのは、まず会社側としては『助け舟を出せるようにしておくこと』です。
なるべく、自分でやらせた方がいいとは思いますが、いざと言う時は助けてあげられるようにして下さい。
完全に放置すると確実に心が折れて辞めてしまう可能性が高いので…。

あと、新人側としては『少しずつ頑張ること』です。
私は心が折れた時、月曜の朝になると「とりあえず木曜まで頑張るか…」って思ってました。
普通は「金曜まで」ですが、1日少なくしてました。なぜかというと、木曜日までだったら1日少ないので
「何とか頑張れるかも…」って思えたからです。それにいざ金曜になったら「あと今日だけだ!」って
思えるじゃないですか、そんなことを1年ぐらい繰り返していました。

そうしたら、不思議なことに1年後ぐらいにはそれなりに仕事も分かってきたし、小さな仕事なら実績も
出来てきたので、「責任を果たすこと」へのプレッシャーはなくなっていました。
むしろ、「俺何であの時この程度のことで悩んでたんだ?」って感じでした。

③入社3年目
このころになるとある程度仕事の流れとかが分かってくるので、「この仕事は本当にやりたいことなのか?」
と考え始めます。①~③までの「辞めたい理由」ははっきり言って「甘え」ですが、この段階に入って来ると
それなりに理由が真っ当になってきます。

この段階に入ると「辞めたい理由」は人それぞれになってくるので、分析は難しいのですが、
1つだけ「辞めたい」と言ってきた人がいた時に掛けて欲しい言葉があります。それは…。

『ウチから盗めることは全部盗めたか?』

ってことです。良いことも悪いことも全部ひっくるめて会社から盗むだけ盗んで。辞めた後に
「前の会社は○○が良かった。だから、これは今後も参考にしよう」とか
「前の会社の○○は良くないと思う、だからこれは反面教師にしよう」ということが
どれだけあるか?ってことです。

私個人としてはこれが「自分で納得できるぐらい盗めた」って言うのなら辞めればいいと思います。
でも少しでも迷いがあるなら辞めるべきではないと思います。
(①~③まで含めてですが、あくまでこれは会社の待遇が普通ならって前提ですよ。
身体を壊したとか、極端に待遇がおかしいというのなら話は別です)

ちなみにこれ、私が転職エージェントから言われた言葉です。
(実際私も3年目を過ぎたあたりに転職活動を少ししましたからね)
私はこの時「俺はまだ今の会社から盗めることを盗めてない!」と判断したので即刻転職活動を止めました。
で、「30歳になるまでは、盗めるだけ盗んでやる!30になったらどうするかまた考える」と決めました。
(そしてその決断が良かったのか悪かったのか、その直後ものすごい経験が出来ることになったわけですが…)

ということで、今回は新入社員が辞めるってことについてでした。
何となく通常の新入社員教育の話とはずれているような気もしますが、大切なことなので書いてみました。

えっと、あとスイマセン…。新入社員教育についてですが、まだ少し書いておきたいことが
あるので、もう1回だけお付き合い下さい。

では・・・。

メルマガ登録はこちら