こんにちはMPCの外山です。

今年から選挙権が18歳以上になります。まあ若い人たちに選挙権を与えること自体は
いいと思うのですが、「我々大人は彼らが判断出来るだけの情報を出せているか?」
ってことを最近思います。

要は、「世の中がどうなっているのか、我々大人はきちんと彼らに教育出来ているのか?」ってことです。

以前開業当初で暇だったころ、知り合いの学習塾で先生としてお手伝いをしたことがあります。
その時に「社会(現代社会)の授業が分からないから教えて下さい」
と言ってくる子がいました。

話を聞いてるととりあえず難しい用語を覚えさせられるだけ(私もそうでしたけどね…)。
「じゃあ何でその制度が出来たのか?」とか「どういう仕組みになっているのか?」とか
そういうことはほとんど知らないんですよね…。
なので、その時は1時間ぐらいかけてこのメルマガみたいな感じで色々話しました。
(確かその時は憲法と社会保障の話をした気が…)

正直ですね、用語を覚えることなんて最後でいいんですよ。例えば”三権分立”なら

「昔、王様がルールを決めて、運用して、良い悪いの判断をしていました。
→そのうちジャイアンのような王様が出てきて勝手なことをし始めました。
→国民は困りました。
→王様が一人で全部決めるからいけないと気が付きました。
→だから「ルールをきめること」「運用すること」「判断すること」は別の人が担当することにしました。
→その結果、横暴な王様はいなくなりました。そして、この結果の上に我々の生活は成り立っています。めでたしめでたし。
→ちなみに、「ルールを決める=立法」「運用=行政」「判断=司法」と言います。そして、この仕組みは「三権分立」と言います」

こんな感じで教えればいいと思うんですよ。というか、こういう感じで用語の意味とか目的とかも教えるってことが
「きちんと教育する」ってことです。

こういうことを教えずに「よし!お前らも今年から選挙権あるぞ!!しっかり考えろ!!!」っていうのは
どうかと思います…。

ちょっと真面目ぶって長々と書いてしまいました…。じゃあ本編始めます。

【前回までのおさらい】

”組織”と”集団”は違う
      ↓
”集団”に「目的の共有」「役割」「行動の統制」が伴ったものが”組織”
      ↓
強い組織ほど「目的の共有」がされている。
      ↓
強い組織は”カリスマ的リーダー”や”スーパースター”がいなくても機能する
      ↓
リーダーの仕事は「メンバーを目的地に導くこと」
      ↓
リーダーの仕事はリーダーだけでは出来ない。フォロワーの存在が実は重要
       ↓
目的は「①シンプルであること」「②分かり易い言葉で表現されること」「③組織のメンバーに関係すること」が重要
      ↓
目的がシンプルで無い(=複雑だと)結局何がしたいか分からなくなる。いろいろやりたかったら優先順位付ける。←前回ここまで

前回までは「目的はシンプルにすべき」って話でした。今回からは「②分かり易い言葉で表現されること」
「③組織のメンバーに関係すること」の話をします。

【目的は「分かり易い言葉で」】

前回までの内容(シンプルにすること)が「”論理的に”分かり易く」だとしたら、「②分かり易い言葉で…」
というのは「”表現を”分かり易く」ってことです。

簡単に言ってしまえば…
『普段使いの言葉で表現しましょう』
ってことです。変にかっこつけて普段使わないような言葉を使う必要はない。ってことです。

例えば…
「お客様を笑顔にする」を「お客様のCSを…」って言う必要はないですし、
「お客様に気持ちよく過ごしてもらう」を「ホスピタリティーを…」って言う必要は無いです。

何となく横文字とか四文字熟語を使った方が、「目的決めたぞ!」って気もしますが、
伝わらなければ意味ないです。「CSって何?」「ホスピタリティーって何?」って思われたら
意味がないですからね。
(別に横文字とかを否定しているわけではありませんよ。CSって言った方が分かり易いんだったら
使うべきです。)

とにかく目的は
『メンバーが分かる言葉で表現しましょう』

②については以上です。

【③組織のメンバーに関係すること】

共有出来る目的の条件の3つ目は「組織のメンバーに関係あること」です。
「関係があると感じられること」と言ったほうがいいかもしれませんね。

目的というものは「自分に関係ある」もっと言ってしまえば、「自分にもメリットがある」と思うから
共有が出来ます。メリットが感じられないと、「ふーん、頑張ってね」と思ってどこか他人行儀です。
これでは「目的を共有している」とは言えません。

例えば、ある会社の目的が「規模を大きくして、日本一の会社になる」だったとします。
これ一見良いように思えますが、そう思っているのは目的を作った側だけだったりします。

共有するメンバーは意外と「日本一になるのは分かったよ。で、それで自分たちはどうなるの?」
って思ってたりします。

目的を作る側はいいです。それなりの”想い”があるので「日本一になったら、こうなる!」っていうのが
イメージ出来ていると思います。でも、メンバーの側がイメージ出来ているとは限りません。
置いてけぼりになってるかもしれません。意外とここ盲点です。
(以前<コミュニケーション編>で書いた、「コンテンツ」と「コンテクスト」の話にも関連しています)

じゃあ、この状態を防ぐためにはどうするのか?”こうなる!”の部分を考えましょう。
このときに使えるのが、<ロジシン編>でも書いた「だから何?どうなる?」という質問です。

「日本一になったらどうなるのか?」→「給料が増える」
「日本一になったらどうなるのか?」→「家族とか友人に自慢できる・憧れてもらえる」

色々考えられますが、こんな感じで「どうなる?」を考えて、それをメンバーに伝えましょう。

以前私がお会いした社長さんで、
「俺はこの会社を大きくして、従業員の給料を大手並みにしたい!ってずっと言ってるよ」
って言っていた社長さんがいました。私は結構好きですこの目的。(会社もすごくしっかりしていましたしね)

ですので…
『目的を考えるときは、組織のメンバーにどう関係するのかも考えましょう』

と、いうことで今回はここまでです。

では・・・。

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