こんにちは、MPCの外山です。

花粉症の季節です。マスクしている人が増えてきましたね。
スギやヒノキを全部伐採してやろうと思っている人も多いでしょう(笑)

今回から新シリーズ<組織編>に入ります。
散々予告しながら、ずっと「何書こうかな~」って悩んでましたが、
今回のシリーズは「組織って何だ?」ということを中心に書こうと思います。

はい。お得意の「そもそも論」です。「リーダーシップ」とか「組織構造」とか
「人材教育」とかにしても良かったのですが、いきなり実務的な話するよりも
もうちょっと幹の部分の話から始めたほうが良いと思うので、そうします。

で、今回は「組織と集団の違い」について書きます。

【組織と集団の違い】

”組織”と”集団”ですが、一見同じように見えます。「人が集まっている状態」という面では
同じようなものに見えますからね。ただ、この2つには大きな違いがあります。
じゃあ、何が違うのかというと…。

まず、”集団”というのは『人の集まり』です。とりあえず、何となく人が集まっている状態であれば
それは”集団”です。ただそれだけです。

一方”組織”というのは『”集団”が進化した形』です。どう進化するのかというと…。

①構成メンバーが『共通の目的を持つ』
②構成メンバーの間に『役割(責任)が存在する』
③目的を達成するための『行動が統制されている』

この3つの要素を持つことで、”集団”は”組織”に変化します。

例をあげて説明すると…。

おじさんたちの草野球チームAとチームBがあったとします。年齢層等々は両チームとも同じです。

チームAはおじさんたちが週末に集まって練習して、たまに他チームと試合して、飲み会して…。
こんな感じです。まあ、「野球好きが集まって楽しくやろう」みたいな感じです。
この場合、チームAは”集団”です。

一方、チームBも活動自体は一見同じような感じですが、「地区で一番強いチームになる」という
目的をメンバー全員が持っています。また、メンバーの中で監督をやる人、マネージャーをやる人
会計をやる人などが決まっており、それぞれが役割をこなします。
そして、このチームは毎週末決まった日時に練習があり、毎月試合が計画されています。
あと、練習の後にはチームミーティングもあります。
この場合、チームBは”組織”です。

【学生の時のイベントで”強いクラス”と”弱いクラス”があったのはなぜか?】

皆さんが学生のとき(中学とか高校のとき)体育祭とか合唱大会とかクラス対抗のイベントがありましたよね?
あのとき、やたら強いクラスと弱いクラスがありませんでしたか?あれなぜだと思いますか?

強いクラスには「運動神経がいい奴が集まっていたから」ですか?
弱いクラスには「音痴しかいなかったから」ですか?

学生のころはそう考えるかもしれませんが、違います。
実際体育際で弱いクラスにも部活で活躍する奴とか、体育測定で学年トップクラスの奴とかいましたよね?
合唱コンクールで強いクラスにもカラオケに行くと聞くに堪えない歌声を披露する奴はいましたよね?

そもそも普通の学校で個人の能力の差なんて大してありません。それに、クラス編成のときに
「運動神経いい奴を集める」とか「歌が上手い奴を集める」とかそんな偏った編成はしません。

では、何が違ったのか?
思い出してみると、強いクラスには「皆で優勝しよう」という雰囲気があったり、
リーダー格の奴がしっかりしていたり、毎日練習したりしてませんでしたか?

つまり、「強いクラスは”組織”になっていたのに対して、弱いクラスは”集団”のままだった。」
この違いが強いクラスと弱いクラスの違いです。

今回は例として学校のクラスをあげましたが、これは学校のクラスでも、会社でも、地域社会でも
国でも同じことです。

【組織が出来るまでのプロセス】

では、人はなぜ組織を作ろうとするのか?それは…

『1人ではやれないことをやるためです』

人間1人の力ではやりたくてもやれないことがたくさんあります。だから我々は仲間を集めて
組織を作ってやりたいことを実現していくのです。

実際に組織が出来ていくプロセスをざっくり書くと下のような感じだと思います。

STEP1「やりたいことを思いつく、とりあえず自分で頑張ってみる」

STEP2「一人で出来ることの壁に突き当たる」

STEP3「とりあえず、仲間を集めて頑張る」

STEP4「頑張ってはみたが、頭数を集めただけではダメだと気が付く」

STEP5「徐々に組織化していく」

こんな感じで組織は出来ていきます。さて、皆さんや皆さんの会社はどの段階でしょうか?

【今回のシリーズを読むに当って】

今回のシリーズは主に最初に説明した3つの要素の話をしていきます。
今回のシリーズに興味がある方は予習をしておいて頂けると今後の話が分かり易いかと思います。
なので、最後に今回のシリーズの予習用の教材(本)をいくつか紹介しておきます。

おすすめ本① 「ビジョナリー・カンパニー」シリーズ ジム・コリンズ著 日経BP社

私の一番のおすすめの本です。シリーズで1~4までありますが、とりあえず1と2を読んでおけばいいです。
(1・2を読んで面白ければ4も読んで下さい。3はどっちでもいいです)

おすすめ本② 「最強組織の法則」 ピーター・M・センゲ著 徳間書店

これか、もしくは「学習する組織」(著者は同じ)もお勧めです。多分「最強組織の法則」の方が読みやすいです。

おすすめ本③ 「エクセレント・カンパニー」 トム・ピーターズ著 英治出版

ビジョナリー・カンパニーと共通する部分もありますが、これもおすすめです。

おすすめ本④「失敗の本質」 中公文庫

この本は旧日本軍が題材になっているので、軍事学的要素が多くて好き嫌いはあるかもです。
でも日本人が書いた組織論の本の中ではかなりの名著です。

今回のシリーズはこれらの本に書いてある内容をベースにする予定ですので、お時間がある方は是非読んでみて下さい。

有名な本ばかりなので、多分図書館とかにも置いてあります。ただし、全て1冊500pぐらいあるので
その辺りはご承知おき下さい。

ということで今回はここまで。

次回からは組織の最初の要素『共通の目的』について書いていきます。

では・・・。

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