こんにちは、MPCの外山です。

先日ラグビーの実業団でプレーされている方とお会いする機会がありました。
今までラグビーって全く見たことも無かったんですが、彼に勧められてワールドカップの
試合を見てみましたが、面白いですね!

これからテレビでラグビーやってたら見てみようと思っている、ミーハー気分満載の
今日この頃です。
今回も前回に引き続き「目的と手段」の話です。

第2部:問題解決編
・問題解決の基本 ~「だから何?どうなる?」という問いかけ~
・目的と手段 ~「何のためにそれをやるんですか?」~ ←今回もここです
・仮説思考 ~シミュレーションをしてみる~
前々回に手段を目的化したA社の例とB社の例をあげました。
あの時に、A社の目的=「売上ではなく利益」、B社の目的=「利益ではなくキャッシュフロー」と
いう話をしましたが、覚えていますか?

あの時、「あれA社では利益が目的って言っているのに、何でB社だと利益が手段になるんだ?
何かちょっと矛盾してない?」って思った方いませんか?

あれ別に矛盾はしてません。Aさんにとっての目的が、Bさんにとっての手段になることは
十分あり得ます。それを説明するために、今回は、目的と手段の論理的な関係の話をしていきます。

【目的と手段の論理的な関係】

いきなり理屈っぽい説明から始めますが、目的と手段の関係を図に表すとこうなります。
(テキストデータで書いてるので、ずれてたらゴメンナサイ)

①Aという概念
手段↓  ↑目的
②Bという概念
手段↓  ↑目的
③Cという概念

さて、この図が何を表すのかと言うと…

「Bの上位の概念AがBにとっての目的であり、Bの下位の概念CがBにとっての手段である」

ということを表しています。このままだとよく分からないので、ちょっと表現を置き換えます。

①会社のヴィジョン(やりたいこと)
手段↓  ↑目的
②会社の存続
手段↓  ↑目的
③キャッシュの獲得
手段↓  ↑目的
④利益の獲得
手段↓  ↑目的
⑤売上の獲得

こんな感じです。注目してもらいたいのは、④です。この場合、「利益」というのは
⑤売上の獲得の「目的」であると同時に、③キャッシュの獲得の「手段」でもありますよね。
言い換えれば、利益というのは「売上の獲得の目的」と「キャッシュの獲得の手段」の
「一人二役」をこなしていることになります。何が言いたいかというと…

『「目的」と「手段」なんてものは、基準をどこに置くかでいくらでも変わってくる相対的なものだよ』

ってことです。

だから、基準の置き方によっては、Aさんにとっての目的が、Bさんにとっての手段になることも
十分あり得ます。

【目的が「上の世界」にあるということ】

前回後半に「目的は上の世界にある」という訳の分からないことを言って終わりましたよね。
「あれどういうこと?」ってなってる方もいると思うので、ちょっと説明します。

あれも、上で説明した関係が分かればそんなに難しくないです。例えば製造業さんの品質の仕事を
図にすると…
①売上を獲得する ←経営者の世界
手段↓  ↑目的
②お客さんの信頼を獲得する ←管理者(部長・工場長)の世界
手段↓  ↑目的
③不良品を流出させない ←監督者(班長・係長)の世界
手段↓  ↑目的
④製品を検査する ←現場の作業者の世界
こんな感じです。これを「現場の作業者の世界」から見た場合、自分の仕事の目的は
「監督者の世界」という『上の世界』にあるわけです。

だから、現場の作業者の方は監督者の方の仕事の世界のことが分からなかったら、自分の仕事の目的は分からないよ。
ってことが前回の後半で言いたかったことです。

(理屈としては、そんなに難しくないですよね?ただ、私が『上の世界』なんていうややこしい表現を
使ったことが問題なだけで…)
ということで、今回は抽象的な話でこれ以上は頭が疲れてくると思うので、一旦終了です。
次回ももう少し「目的と手段」の話をしますので、もう一回お付き合い下さい。
では・・・
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今日のひとこと

前回ノーベル賞の話をしましたが、実はノーベル賞の裏で行われている
「イグノーベル賞」というものを毎年楽しみにしています。

毎年いろんな面白い研究が受賞するのですが、今年一番面白かったのは
文学賞の『「はぁ?」に相当する言葉が、どの言語にも存在することの発見』
です。

ちなみに今年日本人がイグノーベル賞も受賞しています。
テーマは医学賞の『熱烈なキスには、どのような生物学的影響があるかを調べた研究』
です。(日本人はこれで9年連続受賞だそうです)
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