こんにちは。MPCの外山です。

以前予告させて頂いたように10月よりメルマガの配信を変更します。
変更点は以下の通りです。

<配信頻度>
週1回(水曜配信)→週2回(火・木配信)

<月レポ>
現状はメルマガ配信していましたが、当事務所のホームページにアップすることにします。
(メルマガでのアップの告知は随時行います)

よって、これまで1ヶ月のうち1週分は月レポ配信で潰れていましたが、全て本編の配信とします。
(9月の月レポはまだ書いていません。ゴメンナサイ。9月分はホームページにアップしておきます。)

<記事の長さについて>
出来るだけ1回の長さをコンパクトにするように努力します(笑)

<適用開始時期>
10月6日配信分より開始
さて、ロジカルシンキング編の第1部も今回のテーマで最後です。
今回のテーマは「ディスカッションのやり方」です。

第1部:原因追究編
・原因追究の基本 ~「なぜ」を常に考える~
・因数分解という考え方 ~問題を細かく分解する~
・グルーピング ~頭の中を整理しよう~
・因果関係と相関関係 ~「それって本当に原因ですか?」~
・ディスカッションのやり方 ~問題のみを討議する~←ここです。

第2部:問題解決編
・問題解決の基本 ~「だから何?どうなる?」という問いかけ~
・目的と手段 ~「何のためにそれをやるんですか?」~
・仮説思考 ~シミュレーションをしてみる~

実は、今回のテーマはロジカルシンキングとは直接関係ないのですが、
(むしろ「ファシリテーション」と言う分野に属する話です)
原因追究の話し合いを大人数でやっていると、色々と問題が発生するので、
今回は第1部の補足的な位置づけでディスカッションのやり方について話します。

【原因追究の話し合いでよくありがちなこと】

何か原因追究の話し合いをしているとありがちなことって何だと思いますか?

それは…

「問題を人と結びつけてしまう」

ということです。要は「人のせいにする」ってことです。

どういうことかと言うと、例えば何か問題の原因を話し合う場で…

「●●さんの仕事の姿勢が…」とか
「▲▲部長の指導力が…」とか
「今の総理大臣が…」とか

みたいな感じで、問題の原因を「人(もしくは組織)」そのものに求めてしまうことです。
「その人(組織)が変われば、問題は解決する」みたいな論調ですね。

これ、よくありがちですよね?

【人のせいにしても何も変わらない】

皆さんの会社でも、こうやって問題の原因を「人」に求めて、
「●●さんの仕事の姿勢が変われば、問題は無くなるはずだ!これにて一件落着!!」
って感じで、問題の原因追究と対策をやった”気になった”ことはありませんか?
(私は何度もありますよ…)

その結果はどうですか?問題は解決されましたか??
恐らく、このやり方だと、同じような問題が姿形を変えて再発します。

だってそうですよね?根本的な原因まで踏み込んでないんですもん。
あくまで、表面上誰もが納得しやすくて分かりやすい「人」に原因を求めて、
原因追究をやった”気になってる”だけですよね?

だから、問題の原因とされた人が変わったとしても、時が経てば別の人が同じようなことを
やらかします。

はっきり言ってこんなの何もやってないのと一緒です。というか、問題の原因にされた
人の立場を考えたらマイナスです。
ちなみに余談ですが、日本の政治も同じです。
総理大臣が変わるたびに、「総理大臣がダメだから日本は良くならない」みたいな話に
なるのですが、もう何回同じ話を繰り返すんですか?
問題は政策・制度や法律にあるんだから、個人攻撃してもしょうがないでしょ。

あと、「誰がやっても同じ」みたいな話もよく出てきますが、これも当たり前の話です。
根本の部分が変わってないんだから、結果は誰がやっても同じですよね。

(そもそも、リーダーが変わっても大きく社会が変わらないように、法律とか制度というのは
あるわけです。リーダーが変わるたびに社会が大きく変化してたら、えらいことですよ!
そんな状態になったら独裁国家です。そういう意味では日本の国家としてのシステムは
健全に機能しております)

【「問題」と「人」を分離する】

では、どうやったら話し合いが上手くいくのか?

「問題」と「人」を分離してしまいましょう。

言い換えれば、原因追究を行う場では、「問題」に関する話しかしてはいけません!
「○○さんがあの時こうしてれば…」とか言うような、「人」と結びつく話は原則禁止です。
あくまで、起こった事実とその構造を「なぜなぜ解析」とか「因数分解」とかしてドライに
検証する。これが、原因追究を行う場で行うことです。

絶対に「査問会議」にしてはいけません!
とは言うものの、「人」の責任をはっきりさせたり、指導が必要なこともありますよね?
その場合は別の場で行って下さい。
ちなみに、この場合は個別の面談というような形を取って下さい。査問会議はやらないで
下さい。それをやると原因追究の会議がいつの間にか査問会議にすり替わります。

【ディスカッションの進め方のコツ】

「問題」と「人」を分離して話し合いを行うと言っても、やり方のコツが分からないと
難しいと思うので、少しポイントを紹介します。
①意見や発言をホワイトボードに書き出す。

とりあえずこれはやりましょう。これをやると発言内容などが客観的に見えるように
なるので、自然と「問題」のみに焦点が絞れてきます。
「人」の話になってしまったとしても、「あ、ちょっとそれは別の場で」と修正しやすいです。

ホワイトボードが無ければ、紙でいいです。書き方は殴り書きでいいですよ。
これだけでも結構変ってきます。
②「自分も同じようなことしちゃうんだよね~」みたいな発言をする

人と問題を分離すると言っても、問題を起こした当事者の方は責任を感じて
話し合いの場に居辛いものです。また、発言もしないことが予想されます。

そんな場合に備えて、こういう話し合いの場では当事者以外の方が、
「いや~、実は私も○○さんと同じことしたことがあるんだよね~。ハハハハ…」
みたいな発言をしてあげて下さい。(多少誇張してもOKです)

こうすると、「皆同じなんだ」という空気が生まれて、問題が「個人」から分離しやすくなります。

また、こういう発言は出来れば、立場が上の方からして頂けると効果的です。

「○○さんは悪くないよ~」みたいなフォローを何となくするぐらいなら、こちらの方がいいです。

(私も以前メーカーに勤務をしていた時はトラブルメーカーだったのですが、
対策会議で「今回はたまたま外山がやらかしたけど、俺もこういう経験はあるぞ…」
て言ってくれる上司や先輩の方が何人もいてくれて本当に助かりました。)

私は簡単に「問題」の話し合いをして下さい。と言いますが、結構これって
当事者にとっては苦痛です。(そういう意味では、結構残酷なことをしろって言ってます)
だからこそ、当事者の方の心理状態を緩和する工夫をしてみて下さい。
③当事者は参加させずに事前に別で打ち合わせをしておく

これも一つの手段として考えられます。当事者の顔を見てしまうと、
どうしても論点がその人自身になってしまうことがあるので、
これを避けるために当事者無しで打ち合わせの場を設けることもありです。

ただし、この場合は絶対に「あいつがいけない」という結論にしないように!
これをやってしまったら何の意味もないです。

【ついでに言っておきます】

最後に余談ですが、我々はディスカッションが下手です。
というか、ディスカッション=自己満足の場にしてしまうことがあります。

たまにテレビの討論番組などで、
「あんたは、○○だからダメなんだよ!!」
っていうシーンに出くわしたようなことはありませんか?
最初はある問題点について討議していたのに、いつの間にか個人の
人格とか行為を批判していた。みたいなケースです。

テレビ的にはこちらの方が面白いので、わざとそうしている部分もあると思いますが、
議論としては全く意味がないです。

そして、これが日本を代表する話し合いの場でも行われることがあるので、
困っちゃいますよね…。

(そういう意味では、高校生とか学生さんの討論番組の方がしっかりしてます)
あと、議論=相手を打ち負かす場と勘違いする人がたまにいますが、これもダメです。
論理的に話し合いを進めた結果そうなるならいいのですが、大体こういう輩は
「相手を論破する」ことが目的なので、全然関係のない論点を持ち込んだり、
個人攻撃してみたり、場合によっては大声を出してみたり、で迷惑千万です。

こういう行為は「議論」ではなく「ケンカ」と言います。

これも日本を代表する…(おい!こら!!やめ…○×#!&¥…)

ということで、今回はディスカッションのやり方についてお話ししました。
また機会があれば、この辺のことをより詳しく説明する「ファシリテーション編」でもやります。

次回から、第2部です。
では・・・。
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今日のひとこと

前回の「今日のひとこと」の絡みで、今回は少し愚痴が入ってます。
該当する部分(多分すぐに分かるかと…)は適当に読み流しといて下さい。
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